2024年1月10日のNational Council on Aging(NCOA)に「ロリー・ベイツさん:骨粗鬆症との個人的な歩み」という記事が掲載されていました。
この記事では、40代で骨粗鬆症と診断された女性、ロリーベイツさんの体験談を通じて、「骨への投資」を早いうちから始める大切さを伝えています。
ベイツさんは、40代というずいぶんと早いタイミングで骨粗しょう症と診断されたとのこと。それも骨の健康にはかなり気を付けていたようなのに、40代の若さで診断が下りてしまったそうです。
私も2年前の63歳の時に骨粗しょう症の診断が下りた時はかなりショックでした。定期的に運動はしていたし、カルシウムも気を付けて取るようにしていました。
それでも骨粗しょう症になるのだったら、私はどうすればよかったのかとも思いました。でも、早くわかったことにより、すぐに治療をスタートし、骨折を避けるための対策も取れるので、骨折して初めて病気に気付くよりも良かったんだと思うようにしています。
荷重運動と筋力トレーニングを続け、薬を飲むことで、何とかこれ以上悪くならないようにしたいと思います。
この記事のポイントは以下の通りです。
骨粗鬆症とは?
骨粗鬆症は、骨の密度や強度が低下し、骨折しやすくなる病気です。特に転倒した際に、股関節や背骨、手首などを骨折しやすくなります。
問題なのは、骨が弱くなっても自覚症状がほとんどないことです。そのため「Silent Disease(沈黙の病気)」とも呼ばれています。骨折して初めて病気に気付く人も少なくありません。
40代で骨粗鬆症と診断された女性の体験
この記事では、ロリー・ベイツさんの体験が紹介されています。
ロリーさんは40代前半で研究の一環として骨密度検査(DXA検査)を受けたところ、予想もしなかった骨粗鬆症が見つかりました。
当時の彼女は、
- マラソンを続けていた
- 健康的な食生活を送っていた
- カルシウムも十分摂っていると思っていた
という生活を送っていたため、自分が骨粗鬆症だとは夢にも思っていなかったそうです。
しかし、早い段階で発見されたことで、治療や生活改善に取り組む時間を確保することができました。この経験から彼女は、「骨の健康は若いうちから育てるもの」という考えを、多くの女性に伝え続けています。
骨粗鬆症になりやすい人とは?
骨粗鬆症は誰でも発症する可能性がありますが、次のような人は特に注意が必要です。
- 閉経後の女性
- 高齢者
- 骨密度が低い人
- 50歳以降に骨折したことがある人
- 糖尿病や慢性腎臓病、関節リウマチなどの慢性疾患がある人
- 家族に骨折や骨粗鬆症の人がいる人
女性では閉経後に女性ホルモン(エストロゲン)が減少するため、骨量が急激に減少しやすくなることが知られています。
見逃しやすい骨粗鬆症のサイン
骨粗鬆症には初期症状がほとんどありません。しかし、次のような変化があれば注意が必要です。
身長が低くなった
以前より約2~3cmほど身長が縮んだ場合は、背骨の圧迫骨折が起きている可能性があります。
背中の痛み
加齢による腰痛だと思っていても、実は骨折が原因の場合があります。
猫背になってきた
姿勢の変化も背骨の骨折によって起こることがあります。
息切れしやすくなった
背骨が変形すると胸郭が狭くなり、呼吸がしづらくなる場合があります。
50歳以降の骨折
軽く転倒しただけで手首や股関節などを骨折した場合は、骨粗鬆症が隠れている可能性があります。
骨の健康は若いうちから「貯金」することが大切
ロリーさんは「骨には若いうちから投資してほしい」と話しています。骨量は若い頃にピークを迎えるため、その時期に十分な骨をつくっておくことが、将来の骨折予防につながります。
骨を守るために大切なのは次の3つです。
カルシウムをしっかり摂る
乳製品、小魚、大豆製品、青菜などを日頃から取り入れましょう。
ビタミンDを不足させない
ビタミンDはカルシウムの吸収を助けます。食事だけでなく、適度な日光浴も役立ちます。
荷重運動を続ける
ウォーキングや階段の昇降、筋力トレーニングなど、骨に適度な刺激を与える運動は骨密度の維持に役立ちます。
骨粗鬆症と診断されてもできることは多い
骨粗鬆症と診断されても、適切な対策を続けることで骨折のリスクを減らすことが期待できます。
例えば、
- 定期的な骨密度検査
- 医師の指導による薬物治療
- 栄養バランスの良い食事
- 筋力やバランス能力を高める運動
- 転倒しにくい住環境づくり
などを組み合わせることが重要です。ロリーさん自身も、現在も運動を続けながら、定期検査や治療を受け、転倒予防にも積極的に取り組んでいます。
骨密度検査について医師に相談してみましょう
骨粗鬆症は、自分では気付きにくい病気です。そのため、リスクがある人は医師と相談し、骨密度検査(DXA検査)を受けることが勧められます。
特に、
- 50歳以上の女性
- 70歳以上の男性
- 骨折歴がある人
- 骨粗鬆症の危険因子がある人
は、一度相談してみる価値があります。
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