『食べる量を減らすと長生きできる? 科学が証明していること』というタイトルの記事が、2024年4月24日のNew York Timesに掲載されていました。
この記事のタイトルと内容は、まず摂取カロリーの削減が寿命に影響を与えるかどうかが中心となります。ただ、昨今は、摂取カロリーよりも、断続的断食が、かなり注目されているのではないかと思います。
ちなみに断続的断食とは、時間、または曜日で食事を制限する方法のことで、中でも「24時間中、8時間のうちに、その日1日に摂取するカロリーをすべて摂取し、その後16時間は断食する」というのが典型的なようです。
この記事では断続的断食についても触れており、ポイントまとめの後半に出てきます。
私は昨年リタイアするまでは、断続的断食を試していたので、この記事に興味を持ちました。
断続的断食を恐らく一年くらい続けたと思いますが、夕飯を7時までに終わらせ、翌日の昼食まで食べない16時間の断食を実行していました。このスケジュールに慣れれば、特に不便は感じませんでした。
また、この記事にも出てくる『オートファジー』という言葉も以前から聞いており、断食には、余計にメリットがあるような気がしていました。空腹時の感じに慣れると、これでますます健康になっていると自己暗示にかけて、身体の調子が良いような気がしていました。ただ、実際はどうなのかよくわかりません。
リタイア後は、ほとんど毎朝ジムに行っており、エクササイズ時に力尽きたら困るので、今は朝食を食べるようにしています。断続的断食を止めてから時間が経ちましたが、現在は、ほぼ毎日運動しており、仕事のストレスも無いため、心身ともにリタイア前よりも、ずっと調子が良いような気がしています。
この記事によると、人間にあてはめた研究はまだまだ途中で、明確な方向性が見えるのは、ずっと先のようです。
以下は記事のポイントです。
『カロリー制限が寿命を延ばす』をサポートする研究結果:
・実験用マウスに食事制限を与え、摂取カロリーを30~40%削減すると、平均で約30%長生きします。この現象を1930年代に初めて発見し、過去90年間で、ミミズからサルまで、さまざまな種で再現されてきており、研究では、カロリー制限を受けた動物の多くが、がんやその他の老化に関連する慢性疾患を発症する可能性が低いことも明らかになっています。
・カロリー制限を行うと、動物は細胞レベルで物理的ストレスに対する耐性が高まると言われており、これらのマウスは、毒素に対する耐性が高まり、怪我からの回復も早くなるとのこと。
・複数の研究者は、オートファジーと呼ばれるプロセスに注目しています。これは体が機能不全の細胞の一部を分解し、エネルギー源として利用するもので、結果として細胞の機能が向上し、加齢に伴う様々な疾患のリスクが低下すると言われています。
そのためカロリー制限食によってマウスの寿命が延びる主な理由の一つは、動物が病気にかかりにくくなる、あるいは全くかからないためだと考えられています。
『カロリー制限が寿命を延ばす』と矛盾する研究結果:
・2010年の遺伝的に多様なマウスを対象とした研究によると、食べる量が少ないマウスの中には、寿命が延びるマウスもいる一方で、実際には寿命が短くなるマウスの割合が大きかったことを発見しました。
・2009年と2012年に発表された、20年以上にわたりサルを対象に実施された2つの研究では、矛盾する結果が報告されており、どちらの実験でも、カロリー制限に関連した健康上の利点を示しましたが、寿命が延び、心血管疾患や糖尿病などの加齢関連疾患の罹患率が低かったのは、一方のグループだけでした。
長くなるので、明日のブログに続きます。
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