サニー君の里親募集をするにあたって、一つ懸念点があった。
それは、サニー君は宮古島で放浪中に保護されて以降、一人になったことがないこと。
(宮古島で放浪中のサニー君)
保護された宮古島では犬100匹と共にシェルターで暮らし、我が家では会社もお出掛けも基本的に犬達を連れて行くし、たまにお留守番があってもあかときい、ポンちゃん(犬)やまだ(猫)がいるので、一人にはならない。以前の飼主のもとでもお兄ちゃん猫がいたので、持ち前の弟気質で仲良くしていたようだ。
というわけで、サニー君が一人っ子になったらどうなるのか、私がお正月に帰省した際にいつも仲良くしている一時預かりボランティアさんに預かってもらった。この時は、同居動物なし、お留守番なし、5日間のショートステイだった。
結果、一時預かりボランティアさんに甘えまくって(甘やかされまくって)、楽しいお正月を過ごしたようだった。
ただこの時はお留守番がなかったので、もう一度、今度は今月私がハハの誕生日で帰省した際に同じ一時預かりボランティアさんに預かってもらった。今回は、同居動物なし、お留守番あり(2-8時間)、2週間のショートステイ。
すると、いろいろなことがわかった。
お正月の時とは違って、今回は朝晩しっかりお散歩をしてもらっているのに、2時間程度お留守番してもらっただけでカーテンやマットにおしっこをしていたらしい。うちでは朝夕のお散歩の間はおトイレに行きたがらないし、室内でおトイレする際はペットシートでしているのに。
一時預かりボランティアさん曰く、おしっこの頻度や色からしてもおしっこが我慢できなかったというわけじゃなくて、構ってアピールをしてるように感じたとのこと。
そしてもう一つ驚いたのは、お散歩に行きたがらなかったということ。
もともとお散歩が大好きなサニー君。最初の一週間はそんなことがあっても仕方ないかなあとは思うが、14日目までお散歩に行きたがらず、お散歩に出ても、うしろをトボトボ歩き、すぐにおうちに帰りたがったらしい。通常お散歩中は全ての犬と人に挨拶したがるのに、それも興味なし。いつも使っている3m、10m、30mのロングリードも出番なし。体調が悪いのかと心配したが、我が家に戻ったらいつもの少々ウザめ(いい意味で)のサニー君だった。
一時預かりボランティアさんはゴールデンレトリバーの飼育経験があり、サニー君をいつもすごく可愛がってくれて、サニー君とは2年前からの仲良し。お散歩もサニー君が喜びそうな山や公園に連れて行ってくれた。
もちろん私が知らない不安要素や体調の変化があったのかもしれないが、それにしても2週間もそんな様子が続くのは意外だった。
というわけで、サニー君は私が思っているよりずっと繊細だということがわかった。
我が家では、サニー君は元気ハツラツ天真爛漫な弟気質で誰にでもすぐに甘える陽キャなので、初めて犬を迎えるご家族にも向いてるんじゃないかなあと思っていた。今でも、サニー君は比較的どんなご家族でもお迎えいただけるんじゃないかと思っているが、本来のサニー君の性格を引き出すまでは少々時間とコツが必要かもしれない。
私が願うのは、サニー君を誤解しないでほしいなということ。
最初の印象で、サニー君をおとなしくて落ち着いているおっとりした子だと思わないでほしい。サニー君は、基本おちゃらけた性格で調子乗りであっけらかんとして、家の中では常に私の目の前にサニー君の顔があるほど近めな甘えん坊だ。
サニー君の”一生一緒の家族”には、少々時間がかかるかもしれないけど、サニー君がサニー君らしさを出せるように根気よく向き合ってほしいなと願います。
とか言いながら、一生一緒の家族と出会うと不思議なことにすぐに馴染んだりするんやけどね。
サニー君、サニー君らしく生きていってよ。
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