まだ(猫)の不思議な話 | 87便り "一生一緒の家族を探しています”


ただいま!

2週間ほったらかしただけで、なんなん、このジブリ感。

 

 

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あ、ハウル!

 

 

 
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こちらは、ヤックル⁈
 
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まだちゃんはまだ写真を撮らせていただける状態ではないからね、今日はまだちゃんの小言を聞きながら、まだちゃんの不思議なお話を書こうかな。
 
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あれは数ヶ月前のこと。

私は一人で出掛けた先で、自身の不注意から右足の膝に怪我を負ってしまった。なんとか車の運転はできたものの血が止まらず、あいにく休日で病院が開いていなかったこともあって、私は主人に電話で自宅に消毒剤と抗生物質や包帯を用意してくれるようにお願いしたうえで帰路についた。

そして、家に着いた私は、とても不思議な体験をした。

通常、私が帰宅すると、まだは玄関まで迎えに来てくれる。だからと言って、そこからニャ~と甘えて擦り寄ってくるわけではなく、私の無事を確認すると、いつもすました顔でベッドへと戻るのだ。
 
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だが、その日は違った。

私が「ただいま~」と家に上がると、まだは私が怪我をした右足に身体を擦りつけながらグルグルグルグル回った。レギンスを履いていたため、見ただけでは怪我はわからないはず。それでもまだは、歩き出す私の顔を、とても心配そうな、それでいて「あんたはいっつも不注意でいかん」とたしなめるような表情で見上げた。

そして、私が日本間に座ると、主人が「おかえり。大丈夫か⁈」と言いながら、薬を抱えてやってきた。私はレギンスをまくりあげて怪我をした部分を出し、「ここやねん。消毒して~」と主人にお願いすると、まだは傷口を見ようとする主人を遮って、私と主人の間に立ちはだかった。そして、「あんた、ほんまにちゃんと適切な処置ができるんやろうな?」と主人を睨みつけ、今まで聞いたことのない短く厳しい声で「ニャ」と鳴いた。
 
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(これがその時の写真)


主人と私は、顔を見合わせて驚いた。
まだは、完全に全てを理解したうえで、私を守ろうとしていた。

もちろん、私の膝からは血の匂いがしただろうし、若干右足を引きずっていたかもしれない。それでも、あんなに強く、凛とした態度で主人の行動を遮るまだは初めて見た。

まだと私の不思議な出会いから始まって、まだはいつでも私を守ろうとしている。独身で仕事ばかりしていた頃も、転勤で家族や友達と離れて孤独だった頃も、仕事と結婚の両立に不安だった頃も、ずっと、ずーーーっと。

そんなまだだから、不注意な私が10日間も出張に行っていたことを心配していたに違いない。
 
「ドバイ、金ピカやった~」とヘラヘラ笑いながら帰ってきた私を無視したくなる気持ちもわからんでもない。

まぐろで許してもらおうだなんて、到底考えが甘いのだ。
 
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犬ももちろんそうなんやけど、猫って、ほんまスペシャル。
 
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