昨日はアホな男二人の話を書いたけど、今日は賢い犬二匹の話を書きます。
(友情出演:チャオズ/里親募集中のペキニーズ)
一昨日の深夜、私は誰かに肩をポンポンと叩かれて目が覚めた。目の前には、ヒンヒン鼻鳴きするあかがいて、「早く起きて！」と言わんばかりに私の顔をペロペロ舐めた。
あかきいは普段階下で寝るので、二階の私のベッドまで来ることはない。私はとっさに「なにかがおかしい」と悟った。
私がベッドから身体を起こすと、あかは階段へと走り、身体をクネクネさせながら私を誘導した。大急ぎで一階に下りると、そこはさながら惨状だった。あらゆるところに嘔吐の跡があり、きいはソファで寝そべっていた。
幸いなことに、きいは全てを吐き出して、気分も軽くなったようだった。むしろ、あかの方が「きいたんが心配で死にそう」と言わんばかりの不安な表情で、何度も私に「きいたんがね、急にオエオエってなってね、だからね、いつも二階に行っちゃいけないんだけど、87ちゃんを起こしに行ったの。ねえ、きいたん、大丈夫かな？」と訴えた。
その後きいに変わった様子は無く、朝になって獣医に診てもらったところ、元気もあるし、同居犬たちには同様の症状が出ていないことから、心因性の可能性が高いとの診断だった。私と主人はひたすら原因を考えた。もちろんチャオズが原因である可能性もあるが、すでに三匹は仲良く遊び始めているため、チャオズにこれまでの預かりっ子と特段異なる要素は見当たらない。
そして、主人と二人であらゆる原因を探し求めた結果、ある一つの事柄が浮上した。
どうやら主人は、小型犬が好きなのだ。
カーウィンの時もそうだったが(当時のあんなことやこんなこと)、今回も食事中や仕事中にチャオズを膝の上で抱き、甘えた声で「チャ～オちゃん
」などとイチャついているのだ。何度も止めるように指導したが聞く耳餃子。あかときいならこっぴどく叱られるイタズラも、チャオズには「もう～、あかんやんか～
」とエレキテル連合の細貝さんを彷彿とさせるほどに目尻が下がっているのだ。
」などとイチャついているのだ。何度も止めるように指導したが聞く耳餃子。あかときいならこっぴどく叱られるイタズラも、チャオズには「もう～、あかんやんか～」とエレキテル連合の細貝さんを彷彿とさせるほどに目尻が下がっているのだ。
そして何より決定的なのは、きいが嘔吐する数時間前、主人は毎日恒例になっているあかときいへの"晩御飯のお裾分け"を怠ったのだ！チャオズを膝の上に抱きながら！あかときいが真横でおとなしく待っていたのに！！！
驚くことに、主人は自分がチャオズを特別扱いしていることに気付いていなかった。なんや？小型犬に洗脳されるの早過ぎへんか？？聞くところによると、主人のFacebookには「チャオちゃん、めっちゃ可愛い
」という投稿が頻発しているらしい。どないなってんねん⁈
」という投稿が頻発しているらしい。どないなってんねん⁈
私は改めて、主人にチャオズを特別扱いしないことと、あかきいを思いやることを約束してもらった。主人も深く反省し、「ほんまに悪いことしたなあ。ごめんなあ」と、何度もあかきいに謝っていた。
そして今朝。
主人は起きるや否や、目の前のあかときいを素通りして、「チャ～オちゃん」とチャオズのサークルに突進した。そして唖然とする私を振り返り、満面の笑みで「今日はチャオちゃんをオフィスに連れて行ってもい～い？」とアイドルのようにお願いしてきたのだ！
」とチャオズのサークルに突進した。そして唖然とする私を振り返り、満面の笑みで「今日はチャオちゃんをオフィスに連れて行ってもい～い？」とアイドルのようにお願いしてきたのだ！
あか、きい、必要最低限のものは自分たちのリュックに詰めておきなさい。
*記事中の写真は別途撮影したものです。
またアホな男の話を書いてもうたー！
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