「自分は斜頭で体幹のズレを感じてて、その藍原先生の考え方に当てはまっているように思うんですよね」と話した。


しかし、片桐先生の反応は「何とも言えない」という感じで、はっきり肯定も否定もしない印象だった。

一方で、「頭の歪み自体は治りませんよ」と言われた。



それに対して自分は、

「別に頭の形を治したいわけではないんです。自分が知りたいのは斜頭症と体への影響との関係なんです」と説明した。


このような質問をする患者は珍しかったようで、「頭の形の影響について質問してくる人は初めてです」と言われた。

だから少し困惑されているようにも感じた。




またそれは、「頭の形を気にしすぎているのではないか」と心配しているような反応にも見えた。

しかし、自分は頭の形については10年以上前に受け入れている。

重度の斜頭症であることも、頭の形が治らないことも、当時はショックだったが今では受け止めている。


自分が長年知りたかったことは、ただ一つだけだ。



それは、「斜頭症による体への影響は、本当に因果関係があるのか」という点だ。


そのことを知りたくて、これまでにもいろいろな病院で相談してきた。
しかし、多くの医師は今回と同じような反応で、困惑した感じで何とも言えないというリアクションだった。
だから、そのような反応にはある程度慣れている。



今回は、自著で頭の形の影響を執筆している先生だったので、多少は話が通じるのではないかと期待していた。

本には重度斜頭症によって頭痛や顎関節症が起こる可能性、本の帯には「骨格がゆがむ」と書かれているため、

自分の疑問についても理解してもらえるのではないかと思っていた。



※本の帯↓


赤ちゃんの頭のゆがみと5つのリスク




しかし率直な感想としては、期待していたほど話は通じなかった。
ただ、小児の頭蓋健診治療ハンドブックや藍原先生の話については共通認識があり、その点だけは話が通じたと感じた。

その後は診察も淡々と進み、自分が「斜頭症が原因で頭痛があるかもしれない」と話すと、
「こういう頭痛薬がありますが試してみますか」と頭痛の治療薬を勧められ、それで診察は終わった。



診察後に東京駅へ行き、帰りの新幹線内で

やっぱり「重度の斜頭ではない」という言葉が引っかかり続け、納得できずにいた。


病院の受付けで、診察後の疑問質問は病院の公式LINEで受け付けていると案内されていたため、帰りの新幹線の中でLINEを送った。


LINEには過去に撮った坊主頭の時の写真やレントゲン、慶應義塾大学病院の斜頭のアルヘンタ分類を添付し、

「片桐先生は重度斜頭ではないと言われましたが、中程度斜頭なのでしょうか?実際はどの程度なのでしょうか?、このアルヘンタ分類を見る限り重度斜頭だと僕は思ってます。斜頭の度合いの疑問点をお答えお願いします。」と質問した。


斜頭症のレベル別分類図





数日後、病院から電話があった。
片桐先生は「重度ではないかもしれない」と改めて説明してきたが、
添付した画像の事を問うと「そもそも大人の頭の形を計測することがないし基準がない」的なことを言われた。
つまり現状、赤ちゃんの頭の形しか計測できないからわからないという感じだった。

自分はさらに「先生は重度ではないと言いますが、実際に頭の歪みを触診などして確かめようとしませんでしたよね?」と尋ねた。

すると片桐先生は、「そこまで気になるのであれば、赤ちゃんの頭の形を計測(CVAI的なやつ)する機械で、検査を受けてみますか?」と提案してくれた。

自分はその検査は赤ちゃんしか受けられないと思っていたため、とても驚いた。




片桐先生からは、そもそも大人の頭の形を評価する計測機がないため、

赤ちゃんの頭の形の計測機で代用することは可能だけど、ただ大人の頭の形の計測値の信頼性や評価には一定の限界がある、的なニュアンスのことを言われた。


つまり「赤ちゃん用だから大人の頭の形を検査しても、当てにならないかもしれない」というふうに、合ってるかわからないがそう解釈した、自分は。


そのうえで、「それでも検査を受けてみますか?」と言われた。

それでも数値として評価できるのであれば、ぜひ受けたいと思い約2万円の検査費用を支払って検査をお願いした。


そして1か月後、検査結果の書類と自分の頭の形のCT画像入りのCDROMが送られてきた。





3へ続く→