何が切ないって、セリ価格の安さです。
今日も耳を疑う価格が連発していたようだ。言葉が出ない。
当然、「見えざる神の手」の仕業なのだろうが、そうとばかりも言っていられないのではないか。
神に食って掛かる勇気が求められてはいないか。以下に問題点と解決策を提案してみたいと思う。
●問題点
・川上から川下、いわば業界全体としての意思疎通、情報共有が全くはかれていない
→鶏と卵の関係だが、従って業界全体としての販売力が一向に高まらない
→その点においては、昨今、取り組まれている様々な「生販連携」の施策は奏功していないと取れる
・卸売市場の「価格決定機能」が崩壊している
→「注文」「相対」「セリ」の価格差が支離滅裂である。
→これは構造的な問題で、商品も顧客ニーズも多様化が進み、セリ人の能力の範疇を超えてしまった
●解決策
・生産者は、法外な価格をつけられた卸売市場には潔く、セリへの出荷を一定期間停止する
→余剰分はこれまで出荷していなかった市場に出してみるとか、地元で直売する
・卸売市場は「注文単価」「相対単価」を全てセリ後に決定し、セリでの平均単価の定率倍とする
→セリの平均単価が100円だった場合、相対は115円、注文は120円など。
※予対品は事前に価格を決定しておく。セリに出ない商品はセリ人が独断で価格決定する。
当然、買参人としては安く仕入れられることは嬉しいことだ。
しかしこれは大相撲で言うところの「注射」でしかないことに気づくべきである。
合法的に、雨に降られるかのように、麻薬を盛られているようなものだ。
暴落の最大の被害者は、安値で仕入れられて儲かった気にさせられる買参人かもしれない。