出萌(株)
[福岡] ピーナッツスプラウト製造販売
負債総額58億円
出萌(株)(TSR企業コード:872032310、法人番号:8290001023897、
糸島市二丈深江字宮小路973、設立平成16年4月、資本金9800万円、
岩橋孝行社長、従業員30名)と関連会社のいずも食品加工(株)(TSR企業コード:872505740、
法人番号:2290001065747、同市二丈深江2545-1、設立平成26年3月、資本金7000万円、
同社長)、(株)糸島ファーム(TSR企業コード:872453979、法人番号:3290001061233、
同市二丈深江2545-1、設立平成24年11月、資本金300万円、同社長)の3社は1月21日、
福岡地裁に破産を申請した。申請代理人は吉成外史弁護士ほか1名(あかつき総合法律事務所、
東京都港区赤坂3-2-12、電話03-5574-7791)。
負債総額は、出萌が約58億円、いずも食品加工が約3億9000万円、糸島ファームが約2億円。
出萌は、ピーナッツスプラウト(もやし)の生産などを目的に設立。
平成17年8月、佐賀県三養基郡みやき町に自社工場を購入、もやしの需要増を背景に、
20年9月福岡県糸島市に福岡工場、24年2月佐賀第2工場、25年に佐賀第3工場を開設するなど
生産能力を強化した。
もやし以外にも最近は、椎茸・トマト等の栽培販売、キャベツ・玉ねぎ等の契約栽培などを
手掛けて業容を拡大。ベンチャーキャピタルからの出資も得て、27年および28年3月期中には
千葉県に関東工場、和歌山県に和歌山工場を順次開設して生産体制を増強した。
最近は飲食店事業も併営して29年3月期の売上高は26億6628万円を計上した。
しかし、売上拡大に対して設備投資の負担が大きく、
借入金の返済原資となる利益確保が難しい状況が続いていた。
不正会計も発覚したほか、30年には台風21号の影響で椎茸の生産に打撃を受けた。
同年9月には佐賀第2工場を売却する一方、スポンサー企業探しが難航したことで11月に
事業を停止していた。
また、関連会社のいずも食品加工は、九州産野菜を原料にした惣菜販売や
6次化事業体として国産野菜チップスの製造販売を手掛けていた。
糸島ファームは、就労継続支援A型事業所を運営していたが、
2社ともに出萌に連鎖する形で法的手続きに踏み切った。