【シカゴ時事】
来週のシカゴ商品取引所(CBOT)の穀物先物市場では、米中両国が貿易摩擦緩和に向け、
30、31両日にワシントンで行う閣僚級貿易協議に関心が集まりそうだ。
中国の劉鶴副首相が訪米し、ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表や
ムニューシン財務長官らとの協議に臨む予定。
トランプ大統領は米中貿易協議について、「非常にうまくいっている」と指摘。
ハセット大統領経済諮問委員会(CEA)委員長も、
交渉期限の3月1日までの合意を「確信している」と楽観的な見方を示した。
一方、ロス商務長官は「米国産の大豆や液化天然ガス(LNG)の購入以外にも多くの課題がある」と述べている。
ロイター通信が伝えた中国税関総署のデータによると、18年の米国産大豆の輸入は1660万トンにとどまり、
17年の3290万トンから半減。
中国が米国による貿易制裁に対抗し、米大豆に25%の報復関税を課した影響が大きい。
ブラジルでは高温・乾燥天候が引き続き懸念されている。
ロイターのアナリスト調査によれば、18~19年度の大豆生産予想は1億1700万トン。
昨年11月時点の予想(1億2080万トン)から下方修正され、
過去最高だった前年度の1億1930万トンを下回る見込みだ。
一方、過去最長を更新した米政府機関の一部閉鎖が、
2月15日までの3週間解除されることになった。
穀物相場のファンダメンタルズ分析に欠かせない農務省の週間輸出成約高などの統計発表が中止され、
市場関係者は手掛かり材料難に陥っているが、
こうした懸念は一時的に払拭(ふっしょく)される可能性がある。
25日の清算値は次の通り。
トウモロコシ3月物=前週末比1.50セント安の380.25セント、
大豆3月物=8.50セント高の925.25セント、
小麦3月物=2.25セント高の520.00セント
(了) [時事通信社]