25日の米株式相場は小幅高で始まった。
午前9時35分現在、ダウ工業株30種平均は感謝祭の祝日前23日と比べて40ドル33セント高い1万9123ドル51セントで推移し、過去最高値を上回った。
トランプ次期米大統領の景気刺激策への期待を背景に先高観が根強く、買いが続いた。
クレジットカードのビザや日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)、外食のマクドナルドの上げが目立つ。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は同0.957ポイント高い5381.635で推移。
取引開始直後には5389台に乗せて22日に付けた過去最高値を上回る場面があった。
年末商戦の幕開けとなる感謝祭翌日25日の「ブラックフライデー」で小売店の売上高が前年から伸びるとの期待も株式相場を下支えした。
アドビ・デジタル・インデックスによると、24日夕時点でオンライン売上高は前年を約14%上回る11億5000万ドル(約1300億円)に達したという。
もっとも、感謝祭の祝日と週末のはざまとあって休みを取る市場参加者が多く、積極的に上値を追う動きも限られている。
25日の米株式市場の取引時間は13時までの短縮取引になる。
個別では、鉄鋼世界最大手のアルセロール・ミタルが高い。
RBCキャピタル・マーケッツが投資判断を引き上げたことを好感した買いが入った。
24日にスイスの製薬アクテリオンに買収を持ちかけたと伝わった日用品のジョンソン・エンド・ジョンソンは小幅に上昇した。
24日のネット通販が過去最高だったと明らかにしたディスカウントストアのターゲットは買いが優勢。
ダウ平均の構成銘柄では飲料大手のコカ・コーラや通信大手ベライゾン・コミュニケーションズが高い。小売り大手のウォルマート・ストアーズも上げて始まった。
一方で、金融大手のゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースは下げて始まった。
マイクロソフトや航空機のボーイングも小幅安となったほか、アップルや建機のキャタピラーも軟調に推移している。