鳥取県と共同で「鳥取助成プロジェクト」に取り組む日本財団(東京都港区)の笹川陽平会長(77)が1日、鳥取中部地震で被災した倉吉市の白壁土蔵群を視察し、その一角にある旧国立第三銀行倉吉支店の修繕費に財団として3千万円を提供することを明らかにした。

石田市長(右)の案内で視察する笹川会長=1日、倉吉市の白壁土蔵群
笹川会長は倉吉市役所で石田耕太郎市長から被害の概況を聞いた後、同支店を訪れた。
同支店は1908年に建てられ、国登録有形文化財の鳥取県第1号。
内部には障害者就労支援施設が運営する「レストラン&カフェ白壁倶楽部」があり、これまでも同財団が支援していた。
今回の地震で壁の一部が崩れるなどの被害が出て営業できなくなっている。
笹川会長は「保存すべき施設は早急に修繕し、観光客が戻ってきてほしい」と話した。
石田市長は「地域の状況を見て理解してもらうことは、復興に向けて大切なこと」と感謝した。