週末16日の米欧石油市場の原油先物相場は、約2%下落し、数週間ぶりの安値を付けた。
イランの原油輸出拡大で、世界的な供給過剰に対する懸念が一段と高まった。
ガソリン先物は、製油所やパイプラインの稼働停止を受けて急伸した。
北海ブレント原油先物の中心限月の清算値は0.82ドル(1.8%)安の1バレル=45.77ドル。一時は2週間ぶりの安値となる45.48ドルまで下落した。
米国産標準油種WTIの10月物清算値は0.88ドル(2.00%)安の1バレル=43.03ドル。
一時は5週間ぶり安値の42.74ドルを付けた。
米株価の下落やドル高も、原油先物や他のドル建てで取引される商品の相場を圧迫した。
ガソリン先物は2%上昇。
米国最大のパイプライン運営会社コロニアル・パイプラインの主要ガソリン油送管や
英BPのホワイティング製油所の主要設備の稼働停止が響いた。
関係筋によると、石油輸出国機構(OPEC)で3位の産油国であるイランの8月の
原油輸出量は日量200万バレル超と、欧米による制裁以前の水準近くに回復した。
また、国内の紛争や政情不安などを背景に原油生産に影響が出ていた
ナイジェリアやリビアで、産油量増加の兆候が出ている。