ヤクルト本社が13日発表した2015年4~9月期の連結決算は、
純利益が前年同期比41%増の169億円だった。
4~9月期として過去最高を更新した。
海外で中国やインドネシアなどアジアを中心に乳酸菌飲料「ヤクルト」の販売が伸びたのに加え、商品価格の下落で期初に上昇を見込んでいた原材料コストが低下した。
前期の消費増税後に落ち込んだ医薬品事業の収益回復も寄与した。
売上高は8%増の1942億円だった。
海外が17%の増収だった。
中でも主力のアジア・オセアニア地域が30%増となり、
海外売り上げの拡大をけん引した。
中国では進出地域の拡大に伴って販売数量が増え、
広東省で1月に製品を値上げした効果も出た。
インドネシアでは販売員「ヤクルトレディ」を増員して宅配本数が増えたうえ、商品の認知度が広がった結果、店頭販売も好調だった。
医薬品は後発薬の攻勢が激しいが、主力の抗がん剤「エルプラット」は従来の大腸がんに加えて胃がんへの効果が承認され、販売増につながった。
医薬品事業は23%の増収だった。
国内飲料事業は1%の減収だった。
「ヤクルト」や「ジョア」の販売本数が減少した。
販促費の負担増なども響き、同事業の営業利益は9%減った。
15年4~9月期業績が計画を上回り、16年3月期に過去最高を見込んでいた
純利益予想を25億円引き上げて、前期比20%増の300億円とした。
国内ではプロ野球チームのヤクルトスワローズの優勝セールに伴って販売促進費が増加する見通し。
医薬品も後発品の影響が出て利益は下振れするが、中国などアジア地域の利益拡大で吸収する。
売上高は7%増の3950億円と従来予想を据え置いた。