【NQNニューヨーク=古江敦子】
8月31日の米株式市場で電力大手のエクセロン株が続落して始まった。一
時は前週末比0.88ドル(2.8%)安の30.52ドル近辺まで下げた。
公益事業の規制当局が同業のペプコ・ホールディングスへの
買収計画を25日に却下したのに対し、31日声明を発表した。
声明でエクセロンは買収計画は引き続き完了を目指すとの
姿勢を示したが、米当局への再申請など具体策は示さなかった。
先行きの不透明感を意識した売りが出た。
エクセロンは取引開始前に公表した声明で、
米当局はペプコとの事業統合による市民や企業、
ワシントンDCの地域社会にもたらす恩恵を理解して
いないと指摘し、「買収計画は公共の利益に資すると確
信しており、統合完了に向けて引き続き取り組む」と述べた。
エクセロンはシカゴに本社を置き、
ワシントンDCなど米国の48州とカナダでサービスを提供する電力大手。
ペプコはデラウェアやメリーランドで事業を展開する。
一方、ペプコの株価は3営業日ぶりに反発し、
一時は前週末比0.32ドル(1.4%)高の23.33ドルまで上昇した。
買収による株価上昇の思惑から買いが入った。