3日の米欧石油市場では、
米国内の石油掘削リグ稼働数の増加を受けて、
世界的な供給過剰への懸念が強まり、
米国産標準油種のWTI、
英国産標準油種の北海ブレントとも下落した。
財政緊縮策への賛否を問うギリシャの国民投票を5日に控えていることや、
中国当局が株価急落を受け、
市場操作の疑いで調査に入ったとの報も、重しとなった。
米独立記念日で多くの市場参加者が休みを取っているため、
米国時間の午前の遅い段階での下げは増幅された。
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの最新の週間統計で、
リグ稼働数が30週ぶりに増加に転じた。
コメルツバンク(フランクフルト)の上級石油アナリスト、
カルステン・フリッチュ氏はこれについて、
「掘削活動の落ち込みが終わったという兆候」との見方を示し、
「この報に相場は下落した」と述べた。
ブレント8月きりは1.75ドル安の1バレル=60.32ドルで終了。
WTI8月きりは時間外電子取引で1.41ドル安の1バレル=55.52ドルとなり、
5月初旬以来の57~62ドルのレンジを下抜けた。
テュケ・キャピタル・アドバイザーズ(ニューヨーク)の
アナリスト、タリク・ザヒル氏は
「相場は過去2カ月間の取引レンジから抜け出した。
弱材料が多く出たことに加え、この日は極めて薄商いだった」と語った。
(ロイターES時事)