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2015.4.22 05:00
カナダのエンターテインメント集団シルク・ドゥ・ソレイユは20日、株式の大半を米プライベートエクイティ(PE、未公開株)投資会社TPGキャピタルを中心とする投資家グループに売却すると発表した。
売却額は明らかにしていない。
シルク・ドゥ・ソレイユとTPGによると、ケベック州貯蓄投資公庫(CDPQ)と中国の複合企業、復星国際がシルク・ドゥ・ソレイユの少数株式を取得する。
ケベック出身の実業家、ミッチ・ガーバー氏も投資家グループの一員で、買収後は会長に就任する。
資産家でシルク・ドゥ・ソレイユの創業者であるギー・ラリベルテ氏は引き続き株式を保有し、事業戦略やクリエーティブ面での助言などを行うとしている。
ラリベルテ氏は声明で「シルク・ドゥ・ソレイユのブランドの構築から30年経ち、アートとビジネスの融合でより良い世界を作ることに貢献できるという信念で設立した会社が新たなステージへ進むために、TPGと復星、CDPQという適切なパートナーと出会った」と発言。
「シルク・ドゥ・ソレイユが確実に今後も生き残れるようにしたかった。私は今55歳で、子供たち(7~18歳の5人)が後を継がないことを考えると、シルクの今後を引き受ける誰かを、ここ数年間探さなければならなかった」と述べた。
シルク・ドゥ・ソレイユは1984年に設立され、ラスベガスのベラージオ・ホテルでのショー「O(オー)」など、サーカスのようなアクロバティックなパフォーマンスで知られている。
同社のウェブサイトによると、全世界の従業員数は4000人。
ラリベルテ氏は、2013年にモントリオールの本社で400人の人員削減を行ったことでシルク・ドゥ・ソレイユは回復し、黒字を継続していると説明。
年間の販売チケットは1100万枚を超え、全ブロードウェーのショーの合計を上回ると語った。
(ブルームバーグ Scott Deveau、Frederic Tomesco)