サンケイビルがグランビスタ買収を発表 観光事業に本格参入 IRとの相乗効果も | 人生の水先案内人

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2015.3.13 19:28

フジ・メディア・ホールディングス(FMH)傘下のサンケイビルは13日、全国各地のホテルを保有・運営するグランビスタホテル&リゾート(東京)の株式を、政府系ファンドの地域経済活性化支援機構から取得することで合意したと正式に発表した。

サンケイビルは観光事業に本格参入することで新たな成長エンジンを手に入れる。

また、FMHの中核会社であるフジテレビなどが推進するカジノを含めた統合型リゾート(IR)の開発構想との相乗効果も狙う。

 グランビスタ買収のため、サンケイビルは企業再生ファンドのジェイ・ウィル・パートナーズ(東京)と合同会社を新設。

この合同会社がグランビスタ株の大半を取得。

サンケイビルの連結子会社となる。株式の譲渡日は4月24日。

 グランビスタは平成23年に地域支援機構の前身である旧企業再生支援機構が株式を取得し、経営再建を支援してきた。

札幌グランドホテルや鴨川シーワールド(千葉県)など各地の名門ホテルや観光施設を保有・運営している。

サンケイビルはオフィス賃貸事業
▽マンションなどの住宅事業
▽老人ホームなどのシニア事業-を柱としているが、訪日外国人の急増や5年後の東京五輪開催をにらみ、今年度から新たにホテル開発事業も立ち上げた。

グランビスタはホテル運営に豊富なノウハウを持っており、サンケイビルは今回の買収をてこにホテル開発を加速させる。

 FMHとしても、中核会社のフジテレビが鹿島や三井不動産とともに、東京・お台場を舞台に「MICE(マイス)」と呼ばれる大規模な国際会議場・展示場を中核としたIR施設の構想を掲げている。グランビスタは過去に大規模な国際会議を運営した実績もあり、「FMHとの連携による相乗効果が高い」(サンケイビル)と判断した。