【シカゴ時事】
来週のシカゴ商品取引所(CBOT)の穀物先物市場は、週明け12日に米農務省が発表する12月農産物需給報告に注目が集まる。
市場では、トウモロコシ、大豆ともに収穫面積が引き下げられ、期末在庫が下方修正されると予想されている。
良好に生育しているとみられる南米では、引き続き天候が焦点となる。
ロイター通信の市場予想調査によると、需給報告では、2014~15年度の米国産トウモロコシの期末在庫は19億2700万ブッシェル(前月19億9800万ブッシェル)、大豆は3億9300万ブッシェル(同4億1000万ブッシェル)の見込み。
いずれも収穫面積と生産高が下方修正されると予測されている。
12日には、昨年12月1日時点の四半期在庫報告も同時に発表される。
市場では、トウモロコシは前年同時点比6.4%増の111億2300万ブッシェルと、この時点として過去最大になると予測。
大豆も20.2%増の25億9000万ブッシェルと、06年以来の高水準に積み上がるとみられている。
今週のトウモロコシ先物相場は、南米の天候悪化懸念などの強材料と、輸出やエタノール需要の減少といった弱材料が交錯し、方向感に乏しい値動きとなった。
大豆は堅調な輸出需要や南米の天候懸念に支えられ、上伸した。
いずれも需給報告をにらみ、週末にかけてポジション調整の動きも進んだ。
9日の終値は以下の通り(1ブッシェル当たり)。
トウモロコシ3月物=前週末比4.5セント高の400.25セント、
大豆3月物=44.75セント高の1052.25セント、
小麦3月物=17.5セント安の563.75セント(了)