【ぐるなびのチョットぐな話】旬ワードで振り返る食のトレンド | 人生の水先案内人

人生の水先案内人

全国の倒産情報をいち早くお伝えします。


「居酒屋バル串バル」で人気の熟成鶏を使用した「丸鶏の和風スパイシー焼き」(1850円)。少人数の場合は1109円で半身サイズの提供もしている



 


2014年もあとわずか。

今年もさまざまな食のトレンドが私たちの舌を楽しませてくれた。

ぐるなび「旬ワード」を基に、14年の食トレンドを振り返ってみたい。

 
「旬ワード」とは、ぐるなびのサイト内で検索されているメニューや食材などのキーワードの集計と、ユーザーアンケートを独自に分析した、注目度の高い単語のこと。

すでにブームになっているものから、これから注目を集めそうなものまで、消費者のニーズを読み取ることができる。

 
14年の旬ワードを見ると、「熟成鶏」や「ローストビーフ丼」「シャトーブリアン」など肉のランクインが目立つ。

13年に引き続き、肉料理がブームを呼んでいる。

今年の肉ブームには健康志向が加味され、脂肪分の少ない赤身肉や鶏肉に注目が集まり、それらを熟成させて提供する飲食店が増えた。



 


東京・渋谷で焼き鳥を中心に提供する個室ダイニング店「居酒屋バル 串バル」では「熟成鶏」に注目し、昨年7月から提供をスタート。

その狙いを、同店を運営するグロリアスブリッジ(東京都新宿区)の広告部長・中川大地さんに聞くと「肉ブームが高まる中、ブランド鶏など素材にこだわるのはもちろん、その一歩先を行きたいと、熟成鶏を考えました」と明かす。

 
さらに同店は今年の8月から焼き鳥店ではなく“焼鳥バル”としてコンセプトを一新した。

その2つの狙いが見事に的中し、「鶏肉のヘルシーさと熟成という調理の新しさをワインとともに味わえる店」として、8月から4カ月間、前年比30%の売り上げアップを維持しているという。

「大学生が飲み放題コースで利用する店から、ビジネスマンがワインとともに焼き鳥を楽しむ店に変化し、客単価のアップにも成功しました」と中川さんは笑顔を見せる。

肉ブームの継続は、焼き肉店やステーキ店など肉の専門飲食店のものだけでなく、さまざまな業態を巻き込んだのも今年の傾向といえる。



 
このほか、「シャトーブリアン」などの希少部位や「ローストビーフ丼」のようなぜいたくな食べ方から、高級志向の流れもあることがわかる。

またぐるなび総研が12月に発表した14年の世相を最も反映した料理「今年の一皿」では「ジビエ料理」が選ばれた。

選定にあたっては、ジビエを捕獲する地域やファストフード店までが提供に乗り出し始めた『ジビエ元年』としての期待が込められたことが大きい。

さまざまな業態から肉料理のバリエーションが発信された2014年。

ジビエという新たな牽引(けんいん)役の登場により、肉料理は今後ますます広がっていきそうだ。





来年もぐるなびの旬ワードを食トレンドや飲食店選びに活用し、外食を楽しんでもらいたい。

                  ◇

 ■2014年の旬ワード

  2月 スパークリング日本酒、ビスケットサンド

  3月 シャトーブリアン、黒毛和牛ハンバーグ

  4月 フルーツビール、海鮮ひつまぶし

  5月 塩レモン、モチコチキン

  6月 カルツォーネ、台湾スイーツ

  7月 チェリートマト、ポップコーンシュリンプ

  8月 熟成鶏、高級かき氷

  9月 ハラミカツ、クリーミーポテトサラダ

 10月 ローストビーフ丼、新顔野菜

 11月 リブアイ、ホットカクテル

 12月 生ラム肉、トリュフつくね