2014.11.26
ドイツの医薬・化学複合企業バイエルが糖尿病治療機器部門の売却を検討していることが、
25日までに分かった。急成長している医薬品事業に経営資源を集中する経営戦略の一環。
関係者によると、同社はクレディ・スイス・グループと売却の可能性を協議している。
プライベートエクイティ(PE、未公開株)投資会社のシンベンや
EQTパートナーズ、トリトン・アドバイザーズが買収を検討する可能性があり、
売却額は10億~20億ユーロ(約1470億~2940億円)となる公算があるという。
バイエルのデッカーズ最高経営責任者(CEO)は、収益の大きい生命科学事業に
重点を置いている一方で、周辺事業を売却している。
同社は糖尿病治療機器部門の売却に加え、プラスチック事業の上場も計画。
今年5月には米同業メルクの市販薬事業を142億ドル(約1兆6770億円)で
買収することで合意した。
バイエルの年次報告によれば、糖尿病治療機器部門の2013年の売上高は7億ユーロ強。
同社ヘルスケア部門責任者だったイエルク・ラインハルト氏は昨年1月、
同部門を売却する計画はないとしていたが、事業戦略を転換することとなる。
(ブルームバーグ Manuel Baigorri、Aaron Kirchfeld)