【シカゴ時事】
来週のシカゴ商品取引所(CBOT)の穀物先物市場は、10日に発表される需給報告に注目が集まる。
原油価格が下落する中で、エタノール需要の先行き懸念も高まっており、米エネルギー情報局(EIA)が毎週水曜に発表する統計もトウモロコシ相場に影響を与えそうだ。
ロイター通信の調査によると、需給報告では2014~15年度の米国産トウモロコシ期末在庫の市場予想平均は20億2700万ブッシェルと、前月(20億0800万ブッシェル)から上方修正される見込み。
大豆は4億2700万ブッシェルと、前月(4億5000万ブッシェル)からの下方修正が予想されている。
一方、アルゼンチン産の生産高はトウモロコシ、大豆ともに上方修正、ブラジル産はいずれも下方修正が見込まれている。
EIAの今週の発表によると、11月28日まで1週間の米エタノール生産は、日量平均96万2000バレルとなった。
過去最高となった前週との比較では2%減ったものの、依然として高水準を維持している。
原油価格の下落により、ガソリンに対する価格競争力が低下しているだけに、「高い水準がこの先も続くとは思えない」(日系商社)との見方が広がっている。
今週のトウモロコシ先物相場は、米国の大豊作に圧迫される半面、強い輸出統計や来年の作付けが減少するとの見方から堅調に推移した。
大豆も強い輸出需要に支えられて上伸した。ただ、いずれも11月以降はレンジ相場が続いている。
5日の終値は以下の通り(1ブッシェル当たり)。
トウモロコシ3月物=前週末比6.25セント高の395.0セント、
大豆1月物=20.00セント高の1036.00セント、
小麦3月物=15.50セント高の594.00セント(了)