2014年11月16日(日)
11月16日(日)京都競馬11Rの第39回エリザベス女王杯は、昨年の2着馬ラキシスがヌーヴォレコルトとの叩き合いを制して戴冠。
昨年の雪辱を晴らし、重賞初勝利をG1の舞台で成し遂げた。
勝ち時計は2分12秒3。
ヌーヴォレコルトはクビ差敗れて秋華賞に続く2着惜敗。
1馬身1/4差の3着には後方から脚を伸ばした6番人気ディアデラマドレが入った。
昨年の勝ち馬メイショウマンボは好位からレースを進めたが、直線は伸びがなく12着に敗れている。
昨年の1~3着馬が揃って顔を揃え、3歳勢からはオークス馬ヌーヴォレコルト、秋華賞馬ショウナンパンドラなど6頭が参戦。
再来週のジャパンカップに向かうハープスター、ジェンティルドンナを除けば現役トップクラスの牝馬がほとんど顔を揃える注目の1戦となった。
1番人気は秋華賞で1.5倍の支持を裏切る結果となり、雪辱に燃えるオークス馬ヌーヴォレコルトで3.3倍。
2番人気、3番人気には昨年の1、2着馬メイショウマンボとラキシスが5.6倍、6.8倍の順で続き、秋華賞馬ショウナンパンドラが8.9倍の4番人気、武豊騎手跨るスマートレイアーが9.3倍の5番人気、ここまでが10倍を切る人気となった。
6番人気は前哨戦の府中牝馬Sを快勝したディアデラマドレで11.7倍。
馬体重はメイショウマンボがマイナス14キロと絞り込んでおり、反対にスマートレイアーはプラス12キロ。大きな変動があったのはこの2頭だけ。
スタートは18頭が綺麗に揃っての飛び出し。外枠のショウナンパンドラ、コウエイオトメ、アロマティコは後方に下げてから内へ潜り込む作戦。
先行争いはヴィルシーナとサンシャインがともに激しく手綱をしごきながら出していくが、内のサンシャインが先手を奪い切る。
ヴィルシーナは外の2番手となり、好位の内にはヌーヴォレコルトとキャトルフィーユ、外からはメイショウマンボとグレイスフラワーが上がっていく。
ラキシスこの集団の直後、中団の内から。
その外にホエールキャプチャ、さらにブランネージュ、レッドリヴェール、フーラブライドと続き、中団馬群を形成した。
この後は少し間が開いて、ショウナンパンドラ、ディアデラマドレ、オメガハートロックと続き、スマートレイアーが外からこの集団を窺う位置。
コウエイオトメが最内に潜って後ろから3番手、その外にサングレアル、そして少し離れて最後方からアロマティコという展開となった。
前半1000mの通過は60秒3と、淀みのない流れ。
向正面ではサンシャインとヴィルシーナが3番手以降を離す形となった。
3~4コーナーの坂の下りでメイショウマンボが外から前の2頭に迫っていき、連れて馬群全体がスパートを開始。
ヌーヴォレコルトは内から前を窺い、その直後でラキシスがピッタリとマークする態勢。
外からはスマートレイアーが押し上げていき、それに合わせてディアデラマドレも外から。
後方ではフーラブライド、コウエイオトメ、アロマティコが内で脚を溜める。
直線に入るとヌーヴォレコルトがサンシャインとヴィルシーナの間を割って、早々と先頭に立つ。外のメイショウマンボは手応えが無くなり、替わってラキシス、キャトルフィーユらがヌーヴォレコルトを追う。
最内を突くのはフーラブライド、その直後からコウエイオトメとアロマティコ。
大外からはディアデラマドレの伸び脚が際立ち、ショウナンパンドラも必死にこれを追いかける。その後ろでスマートレイアーは伸びを欠いてしまっている。
ヌーヴォレコルトは2馬身ほどまでリードを広げて押し切ろうとするが、これを内外からラキシス、ディアデラマドレ、キャトルフィーユの角居厩舎3頭が猛追し、内のフーラブライドも良い伸びを見せる。
しかし、この集団から抜け出したのはラキシス。
ゴール前は粘るヌーヴォレコルトを一完歩ごとにラキシスが追い詰める、熾烈な一騎打ち。この争いを制したのは昨年の2着馬ラキシス。
川田騎手の鬼気迫るアクションに応えて着実に脚を伸ばし、ヌーヴォレコルトに並んで、クビ差前に出たところがゴールだった。
以下は3着争いまでとなったが、外から伸びたディアデラマドレが最後にクビ差この争いを制して3着。内のフーラブライドが4着、2頭の間のキャトルフィーユが際どい5着で、ここまでが掲示板。
ショウナンパンドラは最後に大外から猛追するも6着まで。その直後にコウエイオトメが続き、ここまでが勝ち馬から3馬身圏内の争いとなった。
勝ったラキシスは昨年の2着馬。
同厩舎のキャトルフィーユ、ディアデラマドレが牝馬重賞の常連として活躍を続けるのとは対照的に、今年は京都記念、中日新聞杯、オールカマーなど、牡馬相手の長距離戦を意識したローテーションを組んで今回の大舞台に臨んでいた。
これで今秋のG1はスノードラゴン、ショウナンパンドラ、トーホウジャッカル、スピルバーグに続き、またしても重賞未勝利馬による戴冠。
この流れはどこまで続くのか、来週以降も少し気に掛けておきたい展開だ。
川田将雅騎手はハープスターで制した桜花賞以来、今年のG1・2勝目。
そのハープスターでは再来週のジャパンカップに挑戦し、来週のマイルチャンピオンシップではサンレイレーザーに騎乗予定となっている。
角居勝彦調教師は今年も3頭を出走させて1、3、5着と全て掲示板に載る快挙となったが、近年は特に牝馬の育成に素晴らしい手腕を残している。
現役の管理馬では他にジャパンカップに向かうデニムアンドルビー、先日のJBCレディスCを制したサンビスタを擁し、近年ではオールザットジャズ、グルヴェイグ、アヴェンチュラ、トールポピー、シーザリオ、そしてウオッカと、非常に多くの名牝が角居厩舎から誕生している。
●ラキシス
牝4歳
父:ディープインパクト
母:マジックストーム
母父:Storm Cat
川田将雅 騎手
角居勝彦 厩舎
・主な勝鞍
2014年:エリザベス女王杯(G1)
1着[1]ラキシス
2着[5]ヌーヴォレコルト
3着[15]ディアデラマドレ
4着[2]フーラブライド
5着[3]キャトルフィーユ
6着[12]ショウナンパンドラ
7着[13]コウエイオトメ
8着[18]アロマティコ
9着[7]サンシャイン
10着[16]スマートレイアー
11着[10]ヴィルシーナ
12着[6]メイショウマンボ
13着[17]ブランネージュ
14着[14]サングレアル
15着[9]ホエールキャプチャ
16着[11]レッドリヴェール
17着[4]オメガハートロック
18着[8]グレイスフラワー
単勝:[1] 680円
複勝:[1] 190円
[5] 140円
[15] 320円
枠連:[1-3] 610円
馬連:[1-5] 970円
馬単:[1-5] 2,140円
ワイド
[1-5] 390円
[1-15] 1,240円
[5-15] 770円
3連複
[1-5-15] 3,030円
3連単
[1-5-15] 15,570円