10月29日(ブルームバーグ):米株式相場は下落。
連邦公開市場委員会(FOMC)は予定通り資産購入プログラムの終了を決定し、米経済が安定した成長軌道にあることが示唆された。
フェイスブック が安い。売上高が2013年1-3月(第1四半期)以来の低い伸びにとどまるとの予想を示したことが嫌気された。
医薬品開発のギリアド・サイエンシズも下落。
決算で利益が予想を下回った。一方でUSスチールやニューフィールド・エクスプロレーションは上昇。利益がアナリスト予想を上回った。
S&P500種 株価指数は前日比0.1%安の1982.30。
ダウ工業株30種平均は31.44ドル(0.2%)下げて16974.31ドル。
FOMCの声明では、低金利を「相当な期間」維持する方針を維持した。労働市場については「やや一層改善した」とした上で、「労働市場のさまざまな指標は労働力の活用不足の度合いが徐々に弱まりつつあることを示唆している」とし、前回声明での「労働力の活用がなお極端に低い状態にある」から文言を修正した。
LPLファイナンシャル(サンディエゴ)の市場ストラテジスト、アンソニー・バレリ氏は
「声明は経済に対して若干強気で、単に労働市場の改善を認めたという意味でどちらかといえばタカ派寄りだ」と指摘。「声明発表前は、FOMCは市場の反応を抑えるためハト派寄りになると予想されていたが、実際は逆に楽観的なものだった。これを受けて債券利回りは若干上昇し、株は下げた」と分析した。
インフレ見通し
声明ではまた、インフレは短期的にはエネルギー価格の低下や他の要因により抑制される可能性が高いとした上で、「インフレ率が2%を下回り続ける可能性は今年の早い段階以降に幾分か低下した」と9月声明での文言を据え置いた。
FOMCが債券購入を終了する一方で、欧州はリセッション(景気後退)に陥るとの懸念が広がっており、S&P500種は9月半ばに付けた過去最高値2011.36から10月15日までに7.4%下落した。
その後は上昇し、前日までに6.6%上げた。直近ではセントルイス連銀のブラード総裁が、当局は量的緩和の終了先送りを検討するべきだとの認識を示したことに反応して相場は値上がりした。
28日発表された経済指標では、10月の消費者信頼感指数が7年ぶり高水準に上昇した。
ボラティリティは上昇
シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数(VIX )は5.3%上昇の15.15。過去4営業日は低下していた。
ブルームバーグがまとめたデータによれば、S&P500種の構成銘柄でこれまでに決算を発表した企業の約80%で利益、60%で売上高がそれぞれ予想を上回っている。
S&P500種の業種別10指数では7指数が下落。
特に資源や公益、産業株が大きく下げた。一方で金融やエネルギーは上昇した。
フェイスブック は6.1%安の75.86ドル。
下落率は3月以降で最大。
ギリアド・サイエンシズは2.4%安の110.72ドル。
USスチールは5.1%高の40.08ドル。
ニューフィールド・エクスプロレーションは11%上げた。
原題:U.S. Stocks Drop as Fed Ends Asset Purchases; FacebookTumbles(抜粋)
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更新日時: 2014/10/30 06:39 JST