【ヒューストン・ロイターES=時事】
週末26日の米欧石油市場では、米成長率の上方修正を眺めて米国産標準油種のWTIが反発した。英国産標準油種の北海ブレントは横ばいで引けた。
WTI11月きりは1.01ドル高の1バレル=93.54ドルで終了。
ブレント11月きりは変わらずの97.00ドルだった。
WTIに対するブレントのプレミアムは一時3.21ドルまで縮小した。
これは昨年9月20日以来の小ささ。
米商務省が発表した第2四半期の実質GDP(国内総生産)確定値は年率換算で前期比4.6%増となり、改定値(4.2%増)から上向き改定された。
成長率は2年半ぶりの高さだった。
アゲイン・キャピタルのパートナー、ジョン・キルダフ氏は「GDPが米原油相場を押し上げた。米国の需要は引き続き堅調だろう」と指摘した。
これに対し、欧州とアジアの経済は減速が続いており、原油需要に悪影響を与えている。
一方、原油供給は改善傾向にある。
リビアの産油量は日量92万5000バレルに達し、2011年のカダフィ政権崩壊以来、最高水準になった。
VTBキャピタルのアナリスト、アンドレイ・クリュチェンコフ氏は「現時 点で供給は潤沢、需要は軟調だ」と述べた。(了)