9月22日(ブルームバーグ):
22日の米国株は小型株が7週間ぶりの大幅安。
5年半以上続いてきた米国株の強気相場を支える銘柄群の幅が狭まりつつある。
小型株で構成されるラッセル2000指数 は1.5%低下と、7月31日以来で最大の下げ。
MKMパートナーズによると、ラッセル3000指数は先週末に日中最高値を更新したが、200日移動平均を上回った銘柄は55%未満だった。
FBNセキュリティーズのチーフ・マーケット・テクニッシャン、JC・オハラ氏は電話インタビューで、「小型株のパフォーマンスが再び悪化している。これが今の重要な課題だ」と述べ、「ラッセルとS&P500種株価指数の格差がまた拡大している。一部の投資家はこれを懸念している」と続けた。
この日は投機株だけでなく米国株、世界株ともに下落。
米中古住宅販売が予想外に減少したほか、中国の楼継偉財政相が大規模な景気刺激策の可能性を否定したことが影響した。
S&P500種株価指数 は前営業日比0.8%安の1994.29。
ダウ工業株30種平均は107.06ドル (0.6%)下げて17172.68ドル。
この日はヤフーが5.6%安。
S&P500種の住宅建設株も下落した。
アリババ・グループ・ホールディングは4.3%値下がりした。
一方、化学会社のシグマアルドリッチはドイツの医薬・化学品メーカー、メルクが同社を買収することで合意したことを受けて33%急伸した。
ボラティリティーが上昇
シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数(VIX)は13%上昇して13.69。1週間ぶりの高水準となった。
VIXは先月29%低下、約3年ぶりの大幅な下げだった。
ニューヨーク連銀のダドリー総裁は、米連邦公開市場委員会(FOMC)参加者による政策金利予測は鉄壁の確約ではないと述べ、経済統計に左右されると指摘した。
ダドリー総裁はニューヨークで開催されたブルームバーグ・モスト・インフルエンシャル・サミットに出席した。
8月の米中古住宅販売は、市場予想に反して前月比で減少し、5カ月ぶりのマイナスとなった。投資家需要が後退した。
また、シカゴ連銀が発表した8月の全米活動指数はマイナスに落ち込んだ。
ダドリー総裁の発言
ダドリー総裁は資産価格バブルの兆候を当局は警戒しており、金融の安定は効果的な金融政策の必要条件だと述べた。同総裁は「資産バブルをリアルタイムで特定できるよう努力する必要があるだろう」と述べ、「金融が不安定ならば効果的な金融政策は望めない」と続けた。
週末に20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に出席した楼財政相は中国経済は安定的に成長しており大幅な政策調整はないと発言した。
S&P500種産業別10指数はいずれも低下した。エネルギー株や選択的消費関連株が大きく下げた。
S&Pの住宅建設株価指数 は2.6%下落。
構成する11銘柄はいずれも値下がりした。
レナーは2.8%安、D.R.ホートンは2.6%下落した。
原題:Small-Cap Selloff Leaves Fewer Stocks Shouldering Rally inU.S.(抜粋)
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更新日時: 2014/09/23 06:40 JST