【シカゴ時事】
来週のシカゴ商品取引所(CBOT)の穀物先物相場は、トウモロコシ、大豆ともに下値を探る展開が続きそうだ。
空前の大豊作になるとの観測が一段と強まり、10月の農産物需給報告で生産高がさらに上方修正されるとの見方も出ており、依然として上値は重い。
トウモロコシ、大豆ともに豊作観測を受けて今春から急落し、いずれもほぼ4年ぶりの低水準に落ち込んでいる。
米穀物調査会社アグリソースのダン・バッセ氏は「来週も下落基調に変化はない。相場の反転は当分ないだろう」との見方を示した。
今週のクロップ・プログレスによると、トウモロコシの作況で「優・良」の割合は前週と同じ74%で、前年同期の53%を大きく上回った。大豆も前週と同じ72%で、前年の50%を上回った。
いずれも天候に恵まれ、順調に生育していることが改めて確認された。
今週初めて公表されたトウモロコシの収穫率は4%で、前年同期と同水準。過去5年平均の9%は下回った。
今週のトウモロコシ先物相場は、安値拾いの買いで反発する場面もあったものの、豊作観測を背景に続落。大豆も値を下げた。
小麦も世界的な供給過剰感から下落した。
19日の終値は以下の通り(1ブッシェル当たり)。
トウモロコシ12月物=前週末比7.00セント安の331.50セント、
大豆11月物=28.25セント安の957.00セント、
小麦12月物=28.00セント安の474.50セント(了)