【ニューヨーク・ロイターES=時事】
週末19日の米欧石油市場では、米国産標準油種WTIが当ぎりの納会を前に続落する一方、英国産標準油種の北海ブレントは石油輸出国機構(OPEC)の減産観測に支えられて反発した。
WTI10月きりは0.66ドル安の1バレル=92.41ドル、ブレント11月きりは0.69ドル高の98.39ドルでそれぞれ終了した。
朝方はいずれも軟調に推移。アナリストやトレーダーによると、WTIは週明け22日の納会を控えて買いポジションを手じまう動きに圧迫されたという。
オイル・アウトルックスのラリー最高経営責任者(CEO)は「OPECが生産を削減するとのうわさがブレントを下支えした。減産は不可避だが、どの国がどのようになのか(が問題だ)」と指摘。WTIについては「製油所の保守管理シーズンが押し下げ要因になっている」と述べた。
アナリストによれば、資金を商品から株式に移し換える流れも原油相場の不安定な動きにつながったという。米ドルが主要通貨に対して上昇したことも弱材料。
プライス・フューチャーズ・グループのアナリスト、フィル・フリン氏は「需要や供給過剰が懸念される一方、戦争や政治的リスク は後退した。
米利上げが視野に入る中、ドルは騰勢を増している」と説明した。
OPECのバドリ事務局長は、各加盟国が来年の原油生産目標を引き下げるとの見通しを示した。(了)