4月28日(ブルームバーグ):
ニューヨークの為替・株式・債券・商品相場は次の通り。
(表はNY午後4時現在)
為替 スポット価格 前営業日 ユーロ/ドル 1.3850 1.3834 ドル/円 102.51 102.16 ユーロ/円 141.96 141.30 株 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率 ダウ工業株30種 16,448.74 +87.28 +.5% S&P500種 1,869.42 +6.02 +.3% ナスダック総合指数 4,074.40 -1.16 .0% 債券 直近利回り 前営業日比 米国債2年物 .43% +.00 米国債10年物 2.70% +.04 米国債30年物 3.48% +.04 商品 (中心限月) 終値 前営業日比 変化率 COMEX金 (ドル/オンス) 1,299.00 -1.80 -.14% 原油先物 (ドル/バレル) 100.96 +.36 +.36%
◎NY外国為替市場
28日のニューヨーク外国為替市場では新興市場国通貨が約1週間ぶりの大幅上昇。
ウクライナ情勢に緩和の兆しが見られ、高利回り資産への需要が拡大した。
ロシア・ルーブルは7営業日ぶりに上昇。
インタファクス通信が、ウクライナとの国境に配備されていたロシア軍部隊は所属基地に戻ったと報じたことが手掛かり。
円は主要31通貨の大半に対して下落。
オバマ米大統領がロシアの個人・企業に対して追加制裁を発表した。
ユーロは上昇。
ユーロ圏当局者によると、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁がドイツ議員との会合で量的緩和は差し迫っていないと述べた。
英ポンドは4年ぶりの高値に上昇した。
ドイツ銀行のG10為替戦略グローバル責任者、アラン・ラスキン氏は
「それほどのリスクネガティブではなかったと言えよう」と述べ、
「まだ予断はできない。ロシアの反応を確認しなくてはならない。
ウクライナの状況が落ち着いたとは言い難い」と続けた。
ニューヨーク時間午後3時52分現在、ブルームバーグがまとめた新興市場主要20通貨の指数は0.2%上昇して92.0359。
終値ベースで比較すると4月17日以来で最大の上げだった。
円は対ドルで5営業日ぶりに下落。
0.4%安の1ドル=102円53銭だった。
対ユーロでは0.5%下げて1ユーロ=142円。
ドルは対ユーロで0.1%安の1ユーロ=1.3850ドルだった。
◎米国株式市場
米株式相場は反発。
インターネット銘柄と中・小型株への売り圧力が後退、S&P500種株価指数は朝方の軟調から反転した。
企業の合併・買収が活発化するとの見方が株価を支えた。
ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指数 は前週末比0.3%高の1869.43。
ダウ工業株30種平均は87.28ドル(0.5%)高の16448.74ドル。
ナスダック総合指数は1.16ポイント(0.1%未満)下げて4074.40。
一時は1.5%安まで下げていた。
小型株で構成するラッセル2000指数は0.5%の値下がり。
パイオニア・インベストメント・マネジメントの運用担当者、
ジョン・キャリー氏は
「日中の相場がここまで大きく上下に振れるのはなかなかないことだ」と
指摘。「これまで発表された決算の大半は予想を上回っている。
合併買収の活動も活発だ。
大型案件や事業再編などが楽観をもたらしているようだ」と述べた。
◎米国債市場
米国債市場では30年債相場が約1週間ぶりに下落。
29日から始まる連邦公開市場委員会(FOMC)会合では債券購入プログラムの規模がさらに縮小されると見込まれている。
欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁がドイツの議員らに対し、量的緩和は差し迫っていないと語ったと報じられると、米国債は下げを縮めた。
また株式相場がインターネット株を中心に下げ、米国と欧州連合(EU)がロシアへの追加制裁を発表する中でリスク選好が後退し、逃避先として債券の妙味が高まった。
今週発表される4月の米雇用統計では、雇用者数の増加幅が昨年11月以来で最大になると予想されている。
そうした中で米国債は朝方から下げていた。
BNPパリバの金利ストラテジスト、アーロン・コーリ氏(ニューヨーク在勤)は「ウクライナ問題でのロシアへの追加制裁やドラギ総裁の発言など、さまざまな材料が絡み合っている」と分析した。
ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによると、ニューヨーク時間午後2時15分現在、30年債利回りは前週末比2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の3.46%。
一時5bp上昇する場面もあった。
利回りが前回上昇したのは17日。
25日には9カ月ぶり低水準となる3.42%を付けていた。
10年債利回りも2bp上げて2.68%。
一時5bp上げた。
◎NY金先物市場
ニューヨーク金先物相場は4営業日ぶりに下落。
米中古住宅販売成約指数はほぼ3年ぶりの大幅な伸びとなったことを背景に、代替資産としての金買いが減退した。
STAウェルス・マネジメント(ヒューストン)の
ランス・ロバーツ最高経営責任者(CEO)は電話インタビューで、
「経済指標が強気な内容だったため、金は必要とされていない」と指摘。
「ロシアに関するニュースは金買いを急ぐほどのパニックはもたらしておらず、制裁も期待外れだった」と述べた。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物6月限は前週末比0.1%安の1オンス=1299ドルで終了。
一時は1306.60ドルと、中心限月としては16日以来の高値をつけた。
◎NY原油先物市場
ニューヨーク原油相場は反発し、1バレル当たり100ドル超を維持した。
一方、リビアでズエイティナ港の石油積み出し再開の準備が整ったことから
、ロンドンの北海ブレント原油はほぼ4週間ぶりの大幅下落。
ロシアに対する追加制裁が発表されたが、原油供給に障害は生じないとみられている。
コンフルエンス・インベストメント・マネジメント(セントルイス)の
市場担当チーフストラテジスト、ビル・オグレイディ氏は
「リビアからの供給は着実に伸びるだろう」と指摘。
「制裁は原油市場では大きな問題ではない」と続けた。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物6月限は前週末比24セント(0.24%)高の1バレル=100.84ドルで終了。
ICEフューチャーズ・ヨーロッパ(ロンドン)のブレント先物6月限は1.46ドル(1.3%)下げて108.12ドルで終了。
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大塚美佳
更新日時: 2014/04/29 05:40 JST