3月18日(ブルームバーグ):
ニューヨークの為替・株式・債券・商品相場は次の通り。
(表はNY午後4時現在)
為替 スポット価格 前営業日 ユーロ/ドル 1.3931 1.3922 ドル/円 101.37 101.77 ユーロ/円 141.22 141.68 株 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率 ダウ工業株30種 16,336.19 +88.97 +.5% S&P500種 1,872.25 +13.42 +.7% ナスダック総合指数 4,333.31 +53.36 +1.2% 債券 直近利回り 前営業日比 米国債2年物 .35% -.01 米国債10年物 2.67% -.02 米国債30年物 3.61% -.02 商品 (中心限月) 終値 前営業日比 変化率 COMEX金 (ドル/オンス) 1,359.00 -13.90 -1.01% 原油先物 (ドル/バレル) 99.59 +1.51 +1.54%
◎NY外国為替市場
18日のニューヨーク外国為替市場では、ニュージーランド・ドル(NZドル)が主要通貨の中で大きく上昇した。
ロシアのプーチン大統領が隣国ウクライナのさらなる分割を目指してはいないと言明したことを受けて、リスク回避の動きが後退した。
オーストラリア・ドル、南アフリカ・ランドが上昇。カナダ・ドルは上げを失った。
カナダ中銀のポロズ総裁は、景気の「長期的停滞」リスクが経済成長を脅かすと述べた。
バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BNYメロン)の
グローバルマーケッツストラテジスト、マイケル・ウールフォーク氏(ニューヨーク在勤)は、
「市場参加者は、ロシアに対する深刻な経済制裁の可能性をかなり織り込んでいるようだ」と述べ、
「安心感からの上昇は時期尚早と言えよう」と続けた。
ニューヨーク時間午後3時45分現在、
NZドルは対米ドルで0.7%高の1NZドル=86.26米セント。
主要31通貨すべてに対して上昇した。
豪ドルは対米ドルで0.5%上昇して1豪ドル=91.28米セント。
ランドは0.2%高の1ドル=10.7589ランド。
米ドルは対円で0.4%下げて1ドル=101円40銭。
円は対ユーロで0.3%上昇して1ユーロ=141円27銭。
◎米国株式市場
米株式相場は続伸。
S&P500種株価指数の2日間の上げとしては過去5週間で最高となった。
住宅建設許可件数の増加を手掛かりにして買われた。
ロシアのプーチン大統領がウクライナのさらなる分割を目指していないと言明したことも支援材料。
ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、
S&P500種 株価指数は前週末比0.7%上昇の1872.08で終了。
ダウ工業株30種平均は88.97ドル(0.6%)高い16336.19ドルで終えた。
フィフス・サード・バンコープ(シンシナティ)のチーフ市場ストラテジスト、ジョン・オーガスティン氏は
「朝方、ロシアから好感できるメッセージが聞かれたうえ、米国の経済指標も改善した」と指摘。
「春から夏にかけての住宅建設シーズンを前に、住宅建設許可件数は非常に力強い内容だ」と述べた。
◎米国債市場
米国債相場は3営業日ぶりに上昇。
ウクライナ政府がクリミアでのロシアとの衝突が激化し、ウクライナ兵士1人が死亡したと発表したことで、米国債の安全需要が高まった。
10年債利回りは1週間ぶりの小幅なレンジで推移。
ロシアのプーチン大統領は米欧の干渉がクリミア併合を余儀なくさせたと論じた。
米財務省のデータによれば、米国外の投資家が保有する米国債の額は半年ぶりに減少した。
米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)で世界最大の債券ファンドを運用するビル・グロース氏は、金融当局は「インフレに焦点」を絞り、政策金利については2015年遅くまでゼロ付近で維持すると予想した。
連邦公開市場委員会(FOMC)は18日、2日間にわたる定例会合を開始した。
ED&Fマン・キャピタル・マーケッツ(ニューヨーク)の
債券トレーディング担当シニアバイスプレジデント、
マイケル・フランゼーセ氏は
「制裁がどれほど厳しいものになるのか、
また西側諸国の軍事行動に向けた動きに発展するのか
投資家には分からない」とし、「そこが市場を不安にしている」と続けた。
ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、
ニューヨーク時間午後1時53分現在、
10年債利回りは前日比2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.68%。
11日以降で最小の4bpのレンジ で推移している。
同年債(表面利率2.75%、2024年2月償還)価格は1/8上げて100 20/32。
◎NY金先物市場
ニューヨーク金先物相場は続落。
2週間ぶりの大幅安となった。
ウクライナ情勢の緊張が和らいでいる兆しを背景に、安全逃避先の金に対する需要が減退、一方で株価は上昇した。
ロシアのプーチン大統領はウクライナのさらなる分割を目指してはいないと言明。
米連邦公開市場委員会(FOMC)が18、19両日の会合で緩和策をさらに縮小するとの観測も強まっている。
RJオブライエン・アンド・アソシエーツ(シカゴ)の
シニア商品ブローカー、フィル・ストライブル氏は電話インタビューで、
「ウクライナをめぐるリスクプレミアムが低下している」と指摘。
「FOMC会合も価格を圧迫している」と述べた。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物4月限は前日比1%安の1オンス=1359ドルで終了。
中心限月としては先月26日以来の大幅下落となった。
◎NY原油先物市場
ニューヨーク原油相場はここ2週間で最大の上げ。
北海ブレント原油との価格差が縮まった。
エンタープライズ・プロダクツ・パートナーズが、5月にもシーウェイ・パイプラインの輸送能力を2倍余りに引き上げると明らかにしたことが手掛かり。
1日当たり85万バレル余りをオハイオ州クッシングからヒューストンへ運ぶことが可能になる。
エナジー・アナリティクス・グループのディレクター、トム・フィンロン氏は
「シーウェイのニュースが材料視された」と指摘。
「この状況は、なぜWTIがブレントよりも堅調なのかを明確に説明している。
シーウェイの能力拡大でクッシングの在庫はさらに減少する」と続けた。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物4月限は前日比1.62ドル(1.7%)高の1バレル=99.70ドルで終了。
上昇率は3日以降で最大となった。
ロンドンのICEフューチャーズ・ヨーロッパで取引されるブレント先物5月限は55セント(0.5%)上昇の1バレル=106.79ドル。
記事についての記者への問い合わせ先:
ニューヨーク 西前 明子 +1-212-617-2601 anishimae3@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:
大久保義人 +81-3-3201-3651 yokubo1@bloomberg.net
千葉 茂, 西前 明子
更新日時: 2014/03/19 05:37 JST