2014.3.17 05:00
■インテリア感覚で野菜づくり
旭化成ホームズが昨年10月に発売した卓上水耕栽培キット「VEGEUNI(ベジユニ)」は、土を使わずに発光ダイオード(LED)と水、専用の溶液でハーブや葉物野菜を育てられるという水耕栽培キット。
インテリア感覚で楽しめるというデザインが特徴だ。
◆入門機を意識
この手の水耕栽培キットといえば、ユーイングが出している「Green Farm」がよく知られているが、Green Farmが水槽型なのに対して、ベジユニはガラスがなく、本体サイズもコンパクト。
Green Farmが一度に最大20株育てられるに対し、ベジユニは3株までとなっている。
機能面に関しても、Green Farmがポンプやファン、点灯タイマーを搭載しているのに対し、ベジユニではLED3灯だけ。
その分、設置スペースも少なく、インテリア感覚で楽しめる、水耕栽培の入門機らしい造りとなっている。
なお、購入時本体には、水耕栽培が2回できる溶液と、スポンジのような培地、ルッコラとバジルの種が同梱(どうこん)される。
溶液パックは大塚アグリテクノと共同開発したもので、別売りもされる。
水耕栽培キットは、専用の溶液に浸した培地に植物の種子を植え付け、一定時間LEDを点灯することで、植物を育てる。
約6週間の短期間で収穫できるのが特徴だ。
ベ
ジユニは、機能が限られていることもあって、使い方はとてもシンプル。
種子を発芽して、専用のスポンジに植え付けたら、後は毎日12時間LEDを点灯し、週1回溶液を交換するだけだ。
実際育ててみると、確かにとても簡単! なにより植物がみるみるうちに大きくなっていくのは、見ていてとても楽しい。
白い本体にルッコラのグリーンが映えて、インテリアとしても十分成立する。
LEDは3灯で、10ワットだが、明るさは1万2000ルクスで、つけるとそれなりに明るい。
夜リビングで付けておくと、照明の一部としても機能するくらいだ。1日12時間、1カ月使った場合の電気代は約80円。
ただ、Green FarmがLEDのオートタイマーがついているのに対して、ベジユニは、LEDも水替えも自分でやらなけらばならないという弱点もある。
しかし、これは「育つ喜び」を実感するために、あえて手をかける造りにしたという。
手をかけるといっても自宅に帰ってきたら、LEDを点灯、朝出かける前に消灯(LEDを付けるタイミングはいつでも良い)、加えて週に1度水を替えるだけなので、普通に野菜を育てるのと比べたらはるかに楽だ。
6日間ほど家を空けたとき、LEDをどうしようか、かなり迷ったが、冬だということも配慮して、LEDを付けっぱなしにして出た。
だが、それでルッコラの成長が遅れるということもなかった。
育てた植物はもちろん食べられる。途中、LEDを付けっぱなしにした期間があったので、味に影響があるかと思ったが、買ったものと比べて味に違いは感じられなかった。
ルッコラ特有の苦みがおいしくて、生のままバリバリと食べてしまった。
◆食育にぴったり
そもそも、この商品を旭化成ホームズが出しているというところが不思議なのだが、この製品は「インテリア製品」として位置づけられており、同社のモデルハウスで引きが強かった水耕栽培を商品化したものだという。
それだけに丸みのあるデザインは、リビングにマッチして、来客者の関心も高かった。
また、実際育ててみて感じたのは「食育にぴったりだな」ということ。
発芽の様子から、植物が育っていくところまで全て目で見て確認できる。
育った植物を育てられるというのも良い。
“食べるため”というよりは“楽しむため
”“食育のため”に水耕栽培をしてみたいという人に最適だ。(インプレスウオッチ)


