2月10日(ブルームバーグ):
きょうの日本株市場で、
株価変動材料のあった銘柄の午前の終値は次の通り。
オリンパス (7733):前週末比5%高の3265円。2013年4-12月期の連結営業利益は前年同期比2倍の499億円だった、と7日に発表。情報通信事業の売却で全体の売上高は8%強減ったが、消化器内視鏡分野での新製品が好調だった医療事業の伸びが寄与した。前期比2.1倍の725億円を見込む14年3月期計画は維持。JPモルガン証券は投資判断「オーバーウエート」を継続、米医療市場の抑制影響や軟調なデジタルカメラ市場といったさえない環境の割に実績は良かった、と評価した。
いすゞ自動車 (7202):4.4%高の636円。13年4-12月期の連結営業利益は前年同期比47%増の1329億円だった、と7日に発表。国内車両販売台数の増加に加え、海外では北米・中近東などでのトラック販売が好調、タイの低調を補った。コスト削減や円高是正も寄与し、同四半期累計としては過去最高だった。前期比38%増の1800億円とする14年3月期計画は据え置き。SMBC日興証券は投資判断「1(アウトパフォーム)」を継続、内需回復と体質強化が寄与しつつあると評価した。
荏原 (6361):5.5%高の691円。13年4-12月期の連結営業利益は前年同期比28%増の89億円だった、と7日に発表。主力のポンプ事業が海外でプラント向け中心に好調、基幹的設備改良工事の主導でエンジニアリング事業の採算性も改善した。前期比16%増の290億円を見込む14年3月通期計画は維持。1株2円50銭としていた期末配当は5円に上積みし、年間では7円50銭と前期5円からの増配を見込む。
沢井製薬 (4555):13%高の6390円。13年4-12月期の連結営業利益は前年同期比2割増の170億円だった、と7日に発表。6月上市の代謝拮抗剤(抗がん剤)や抗血小板剤、12月上市の高コレステロール血症治療剤など新製品の売り上げが順調だった。前期比12%増の195億円で据え置いた14年3月期計画に対する進捗(しんちょく)率は87%。メリルリンチ日本証券でも、会社計画と同じ同証予想を上回りそうとの見方を示した。
旭硝子 (5201):6.7%安の544円。13年12月期の連結営業利益は前の期に比べ22%減の799億円だった、と7日に発表。電子関連製品の出荷増や円安効果で売上高は1割以上伸びたが、製品価格の下落、原燃材料価格の上昇、一部海外子会社の収益性低下などが響いた。14年12月期は前期比6.1%減の750億円を計画、ブルームバーグ・データによるアナリスト予想の平均763億円に届いていない。ゴールドマン・サックス証券では、投資判断「売り」を継続。
タムロン (7740):13%安の2190円。
13年12月期の連結営業利益は前の期に比べ4.9%減の52億3300万円だった、と7日に発表。
当初想定の56億円にも届かなかった。
円安効果や写真関連、特機事業の伸びで売上高は過去最高となったが、円換算後の販売管理費の上昇、ベトナム工場新設の費用負担などが重しになった。
14年12月期は前期比11%増の58億円を計画、ブルームバーグ・データによるアナリス予想の平均73億円に届いていない。
日本曹達 (4041):2.5%高の572円。
13年4-12月期の連結営業利益は前年同期比2.7倍の41億8600万円だった、と7日に発表。
樹脂添加剤や重金属固定剤など化学品事業の増収、輸出向け殺菌剤・除草剤などが伸びた農業化学品の好調に加え、為替の円安も寄与した。
前期比49%増の61億円を見込む14年3月期計画は据え置き。1株6円としていた期末配当は8円に上積みする。
井関農機 (6310):3.2%高の291円。
14年3月期の連結営業利益見通しを55億円から前期比30%増の67億円に上方修正する、と7日に発表。
国内外でトラクターなど整地用機械が伸びた第3四半期までの業況を踏まえた。
1株3円としていた期末配当も4円に上積み、前期3円からの増配を見込む。
山一電機 (6941):8.9%高の564円。
14年3月期の連結営業利益見通しを5億7000万円から6億7000万円に上方修正する、と7日に発表。
バーンインソケット製品などテストソリューション、通信インフラ向けなどコネクターソリューション両事業の採算性が改善した第3四半期までの動向を踏まえた。
前期比12億4200万円の赤字。未定としていた期末配当計画は1株5円と、復配を見込む。
もしもしホットライン (4708):5.9%安の961円。
13年4-12月期の連結営業利益は前年同期比6割減の46億4000万円だった、と7日に発表。
大型スポット業務が終了した影響でテレマーケティング事業が減収、前年の衆院選に伴う世論調査業務の剥落などもあった。
前期比52%減の64億3000万円とする14年3月通期計画は維持。
島津製作所 (7701):2.6%安の886円。
14年3月期の連結純利益見通しを150億円から40億円に下方修正する、と7日に発表。
主力の計測機器、医用機器中心に本業は堅調ながら、防衛装備品関連で過大計上問題に伴う特別損失を計上することが響く。
前期比では98%増益が一転、47%減益になる見込み。
富士石油 (5017):7.4%安の287円。
14年3月期の連結営業
利益計画を30億円の黒字から30億円の赤字に下方修正する、と7日に発表。原油販売数量の減少による売上高の下振れ、市況悪化による製品マージンの縮小などを踏まえた。
前期は15億4800万円の黒字。
カプコン (9697):3%安の1854円。
13年4-12月期の連結営業利益は前年同期比13%減の85億2100万円だった、と7日に発表。
人気タイトル「モンスターハンター4」などデジタルコンテンツ事業の主導で売上高は伸びたが、前期発売の「バイオハザード5」の反動減があったアミューズメント機器事業の落ち込みなどが響いた。
前期比18%増の120億円とする14年3月期計画は維持。
JPモルガン証券はモバイル、オンラインゲームの収益寄与が想定を下回り、ややネガティブな印象とした。
アルペン (3028):7%安の1772円。
14年6月期の連結営業利益見通しを108億円から前期比31%減の81億6000万円に下方修正する、と7日に発表。
天候不順の影響、想定以上の円安に伴う仕入れコストの増加などで、前年同期に比べ4割以上減益になった上期動向を踏まえた。
日特建設 (1929):6.8%安の382円。
13年4-12月期の連結営業利益は前年同期比16%減の9億2900万円だった、と7日に発表。
得意分野の基礎工事の増加、岩手県大槌町の復興工事受注などで売上高は伸びたが、
営業強化による人員増などによる費用負担が響いた。
前期比19%減の19億8000万円とする14年3月期計画は据え置き。
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更新日時: 2014/02/10 12:11 JST