| 2012/11/05(月) | 乗合旅客自動車運送 【続報】 井笠鉄道株式会社 自己破産を申請 負債32億3600万円 |
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「岡山」 既報、井笠鉄道(株)
(資本金1億5000万円、笠岡市笠岡5595-1、代表関藤篤志氏、
従業員115人)は、
11月2日に岡山地裁へ自己破産を申請した。
申請代理人は、森倫洋弁護士
(東京都港区赤坂1-12-32アーク森ビル、西村あさひ法律事務所、
電話03-5562-8500)。
当社は、1911年(明治44年)7月に設立した老舗の旅客自動車運送業者。
もともと鉄道事業を主業としていたが、71年に撤退、バス専業となり、
岡山県西部から広島県東部地区までをカバーする定期路線を運行していた。
地元では「井笠バス」の名称で親しまれ、地域の足として生活路線を担う一方、貸し切りバスの運行のほか一部不動産賃貸事業も手がけて、80年3月期は20億円を上回る年収入高をあげていた。
しかし、マイカー通勤の増加や路線地域の過疎化などが進むなか、運行地域での鉄道開通などもあって乗客数は大幅に減少していた。
このため、赤字路線の統廃合や遊休資産売却、経営多角化などの対応をとってきたが、中小業者の参入が相次いで低運賃化による競争が激化、収入高の減少に歯止めがかからず、
2012年3月期の年収入高は約9億円に落ち込み、燃料価格の高騰もあって大幅な赤字を計上していた。
その後も不採算路線の廃止などリストラを進めたものの、
借入金負担が資金繰りを圧迫する状況が続き、
乗客数が増える見通しも立たないことから、
10月31日にバス事業を廃止する旨、10月12日に発表していた。
負債は2012年3月期末で約32億3600万円の見込み。