生活保護の家庭に育ち、劣等感にまみれ自信をなくしていた過去の経験から、現在は、自信のない方が夢をかなえるライフコーチングを仕事にしている。
コーチングとはアドバイスをせず、
「質問によって考えや気持ちを引き出し、行動を促す」
コミュニケーション。
クライアントが、自らの価値観で、自分の人生の選択を決断し、行動していくことを3カ月~数年に渡ってサポートさせていただく。
そして、こんなボク自身も全く自信がない中で、これまで大きな3つの「無理」を乗り越えて、実現してきた。
1つ目は「独立なんて無理」ということ。
かつて在籍したリクルートグループでは、優秀な方は29~30歳ごろに課長、35歳くらいで独立、というのがエリートコースだった。
ボクは37歳になっても課長になれず、劣等感にさいなまれ、憧れの先輩の姿を見ながら「こんな俺には独立なんて無理」と思っていた。
2つ目は「ライフコーチとして生きるなんて無理」ということ。
コーチ業界ではほとんどのコーチが、企業研修などの現場で講師として活躍、マネジメントスキルの一つとして「コーチング」を教えている。
国内ではまだ、個人と契約し、人生全体をサポートするというような、モデルとなるコーチがいなかった。
そんな前例にないことを「自分には無理」と思っていた。
そして、3つ目は「出版なんて無理」ということ。
本を出版するなんて「凄い人」のすること。
住む世界が違う。
劣等生の自分には無理だと思っていた。
こんな風に強く「無理」だと思っていた3つのことを今は乗り越え、さらに次の
「無理」だと思えることに、今もチャレンジし続けている。
「やっぱり自分には実現できないんじゃないか…」。
そんな時、ボクはセルフコーチングで「質問」の力を使う。
「無理かもしれない。
でも、もし万一にも、可能性があるとしたら、今やれる小さな行動は何だろう?」。
こう自分に問いかけ、今すぐやれる小さなアクションを起こす。
質問の力で可能性を開いてきた。
ビジョンは大きく、アクションは緻密にがうまく進めるコツだ。
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【プロフィル】
林忠之
はやし・ただゆき 1969年生まれ。
リクルートグループ在籍時の2006年、
部下のマネジメントにつまずきコーチングを学ぶ。
日本におけるライフコーチの草分け。
国際コーチ連盟プロフェッショナル認定コーチ。
著書に「世界でたった一人の自分を幸せにする方法」(経済界)がある。大阪府出身。