マリオ・ドラギ(Mario Draghi 1947年 9月3日 - )はイタリア の経済学者 。
過去に、イタリア経済財務大臣、イタリア銀行 総裁を歴任する。
1947年 ローマ 生まれ。ローマ・ラ・サピエンツァ大学 を卒業したのち、
1976年 にマサチューセッツ工科大学 で経済学 博士号 を取得。
1981年 から1991年 まではフィレンツェ大学 で教授をつとめており、
世界銀行 のエクゼクティブ・ディレクターもつとめている。
当時、政府 は企業からの汚職スキャンダルに激しく揺れており、
幾人かの有力政治家が非難を浴びている状況だった。
一方でドラギは、国家が大企業の役割を果たす仕組みは危険だと考え、
その恒久的解決策として民営化 を提唱、
ドラギの学術顧問らもそれを支持した。
1993年 、民営化委員会の議長に就任したドラギは、
電気通信事業のテレコム・イタリア を手始めに大規模な民営化を実施。
1999年 までに市場価値(日本円に換算すると)10兆円規模の民営化を行った。
民営化による収益は政府債務の圧縮に貢献し、EU 参加のための
マーストリヒト条約 基準にも適合することとなった。
イタリアのコーポレートガバナンス を規定した法律の立案にも大きく
関わっており、「ドラギ法」という名で知られている。
その後は2002年 から2006年 までゴールドマン・サックス 副会長、
総裁就任後最初の大役として2006年4月、
G7 参加国をはじめオーストラリア ・香港 ・オランダ ・シンガポール など、
異なる国と地域の金融・中銀関係者から構成された
金融安定化フォーラム の議長をつとめている。
またドラギはプリンストン高等研究所 やブルッキングス研究所 の理事、
G30 の参加メンバーでもあることでも知られている。
2011年 11月1日、ジャン=クロード・トリシェ の後任として、
第3代欧州中央銀行総裁に就任。
