10月3日(ブルームバーグ):
ニューヨークの為替・株式・債券・商品相場は次の通り。
(表はNY午後4時現在)
為替 スポット価格 前営業日 ユーロ/ドル 1.2899 1.2920 ドル/円 78.52 78.16 ユーロ/円 101.29 100.97 株 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率 ダウ工業株30種 13,494.61 +12.25 +.1% S&P500種 1,450.99 +5.24 +.4% ナスダック総合指数 3,135.23 +15.19 +.5% 債券 直近利回り 前営業日比 米国債2年物 .23% .00 米国債10年物 1.61% -.01 米国債30年物 2.82% .00 商品 (中心限月) 終値 前営業日比 変化率 COMEX金 (ドル/オンス) 1,779.80 +4.20 +.24% 原油先物 (ドル/バレル) 88.00 -3.89 -4.23%
◎NY外国為替市場
ニューヨーク外国為替市場では、ドルが主要取引通貨のほとんどに対して
上昇した。
米民間雇用者数や非製造業景況指数が予想を上回ったものの、世界の経済成長が一段と減速の兆しを見せていることを背景に資金を逃避させる流れが続いた。
オーストラリア・ドルは約1カ月ぶり安値に沈んだ。
3日発表された8月の豪貿易収支が2008年以来最大の赤字となったほか、
中国非製造業の拡大ペースは9月に約1年ぶりの低い水準に落ち込んだ。
ユーロはドルに対してほぼ変わらず。
ユーロ圏のサービス業と製造業を総合した9月の経済活動は縮小が
示された。
今週5日発表される米雇用統計では失業率 の上昇が予想されている。
ウェルズ・ファーゴの為替ストラテジスト、
ヴァシーリ・セレブリアコフ氏(ニューヨーク在勤)は電話インタビューで、
「依然として世界の弱い統計が全体的に影響している」と指摘。
「今週後半の主要イベントを控えて値動きは抑制されており、
恐らくやや慎重になっている面もある」と続けた。
ニューヨーク時間午後3時22分現在、
ドルは円に対して前日比0.5%高の1ドル=78円52銭。
一時、78円59銭と9月19日以来の高値を付けた。
円は対ドルの50日移動平均である78円41銭の水準を
2週間ぶりに割り込んで下落した。
ドルはユーロに対して0.1%高の1ユーロ=1.2902ドル。
ユーロは対円で0.3%上昇して1ユーロ=101円38銭となっている。
◎米国株式市場
米株式相場は上昇。
中国経済をめぐる懸念が広がったものの、米民間部門の雇用者数や非製造業総合景況指数の伸びが市場予想を上回ったことが好感され買いが優勢となった。
S&P500種株価指数は3日続伸。
ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、
S&P500種 株価指数は前日比0.4%高の1450.99。
ダウ工業株30種平均は12.25ドル(0.1%)上げて13494.61ドル。
米オムニベスト・グループの
トーマス・ソワニック最高投資責任者(CIO)は電話取材で、
「きょうの指標は、米国がリセッション(景気後退)に向かっていない
ことを非常に明確に示している」とし、
「投資家は先行きに関する楽観を若干強めている」と続けた。
また中国の弱い指標は「中国の金融当局や他のシステムが
経済への流動性供給に注力する可能性を高めた」と述べた。
給与明細書作成代行会社のオートマティック・データ・プロセッシング(ADP)エンプロイヤー・サービシズが発表した給与名簿に基づく集計調査によると、9月の米民間部門の雇用者数は前月比で16万2000人増加した。
ブルームバーグがまとめたエコノミストの予想中央値は14万人の増加だった。
◎米国債市場
米国債市場では10年債利回りが3週間ぶり低水準から戻す展開。
非製造業活動の拡大ペースが予想を上回り、民間部門の雇用者数が市場予想を上回る伸びを示したため、騰勢が失われた。
中国の非製造業活動が9月に鈍化したことから買いが先行し、指標債利回り は朝方に低下した。
5日発表の9月の雇用統計では失業率の上昇が予想されている。
モルガン・スタンレー・スミス・バーニーの債券ストラテジスト、
ケビン・フラナガン氏(ニューヨーク州パーチェス在勤)は
「比較的薄商いの中、この日の統計はわずかに売り圧力となった」
と指摘。
「米経済とユーロ圏の状況を眺めながら相場は上げ下げが続いている」
と述べた。
ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間午後2時39分現在、10年債利回り は前日比ほぼ変わらずの1.62%。
一時は1.60%と、9月7日以来の水準に低下した。
同年債価格(表面利率1.625%、2022年8月償還)は100 1/32。
30年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.83%。
◎NY金先物市場
ニューヨーク金先物相場は反発。
世界の主要中央銀行が緩和措置を実施していることで、インフレヘッジとしての需要が拡大するとの観測が根強く、金が買われやすくなっている。
米連邦公開市場委員会(FOMC)が量的緩和第3弾を実施に移し、欧州中央銀行(ECB)は国債購入を表明、日本銀行が資産買い入れ等基金を拡大したことを背景に、金は先月5.1%値上りした。
シティグループの機関投資家顧客グループの商品マーケットアナリスト、スターリング・スミス氏(シカゴ在勤)は電話インタビューで、
「量的緩和の発表が引き続き相場を支えている」と指摘。
「市場は景気動向を見るため、米雇用統計に注目している」と述べた。
米労働省は5日に9月の雇用統計を発表する。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物12月限は前日比0.2%高の1オンス=1779.80ドルで終了した。
◎NY原油先物市場
ニューヨーク原油相場は大幅続落。
2カ月ぶりの安値となった。米国の原油生産が約15年ぶりの高水準となった一方、燃料消費は減少したことが響いた。
米エネルギー省の発表によると、先週の原油生産量 は日量1万1000バレル増加の652万バレルと、1996年12月以来の高水準となった。
燃料需要 の総計は9月28日までの4週間に0.3%減少し、4月以来の最低の1830万バレルになった。
原油と留出油の在庫は減少、ガソリン在庫は増えた。
ショーク・グループ(ペンシルベニア州ビラノバ)の
スティーブン・ショーク社長は、
「きょうの原油市場は需給ファンダメンタルズに反応して動いている」と述べた。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物11月限は前日比3.75ドル(4.08%)安の1バレル=88.14ドルで終了。
終値では8月2日以来の安値となった。
年初からは11%値下がりしている。
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更新日時: 2012/10/04 05:34 JST