10月1日(ブルームバーグ):
ニューヨークの為替・株式・債券・商品相場は次の通り。 (表はNY午後4時現在)
為替 スポット価格 前営業日 ユーロ/ドル 1.2890 1.2860 ドル/円 77.99 77.96 ユーロ/円 100.53 100.21 株 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率 ダウ工業株30種 13,515.04 +77.91 +.6% S&P500種 1,444.48 +3.81 +.3% ナスダック総合指数 3,113.53 -2.70 -.1% 債券 直近利回り 前営業日比 米国債2年物 .23% +.00 米国債10年物 1.61% -.02 米国債30年物 2.81% -.02 商品 (中心限月) 終値 前営業日比 変化率 COMEX金(ドル/オンス) 1,783.30 +9.40 +.53% 原油先物 (ドル/バレル) 92.35 +.16 +.17%
◎外国為替市場
ニューヨーク外国為替市場では、ユーロがドルに対し3週ぶり安値から反発した。
米製造業景況指数が予想を上回ったことを受け、リスク資産を求める意欲が高まった。
ユーロはメキシコ・ペソを除く主要16通貨の全てに対して上昇。
スペインの予算案や銀行対策を背景に、ユーロ圏の債務危機は収束に近づきつつあるとの観測が強まった。
米供給管理協会(ISM)が発表した9月の製造業景況指数 は、5月以来初めて景況拡大を示した。メキシコ・ペソは主要通貨全てに対して上げた。
ファロス・トレーディング(コネティカット州スタンフォード)の
調査責任者、ダン・ドロー氏は
「対ドルでのユーロ相場の動きはユーロをめぐる材料というよりドルの
先安観が原因だ」と指摘。
「ISM製造業指数の直後にリスク意欲が高まり、ユーロが対ドルで
この日一番の上げ幅となった」と述べた。
ニューヨーク時間午後3時7分現在、
ユーロはドルに対して前週末比0.2%高の1ユーロ=1.2883ドル。
一時は0.4%下げて1.2804ドルと、
9月11日以来の安値を付ける場面も見られた。
円に対しては0.3%上げて1ユーロ=100円53銭。
ユーロは対円でも一時0.4%下げていた。
円は対ドルでほぼ変わらずの1ドル=78円01銭となっている。
◎米国株式市場
米株式相場は上昇。
製造業景況指数がエコノミスト予想を上回ったことが好感された。
S&P500種株価指数は先週、週間ベースで6月以来の大幅安となっていた。
ただアップル が午後に入り下げに転じ、相場全体も上げを縮めた。
ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、
S&P500種株価指数は前週末比0.3%高の1444.49。
ダウ工業株30種平均は77.98ドル(0.6%)上昇し13515.11ドル。
リッジワース・キャピタル・マネジメントのシニアストラテジスト、
アラン・ゲイル氏は電話取材で、
「アップルは市場を動かす銘柄だ。ファンダメンタルズは整っているが、これまで非常に大きく上げてきただけに一服感が出ている。製造業の指標は下振れリスクが限られていることを示している。ただ市場は依然疑い深く、他の指標を待っているところだ」と述べた。
米供給管理協会(ISM)が発表した9月の製造業景況指数 は51.5と、前月の49.6から上昇した。
また米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は、景気拡大が力強さを増した後も過去最大規模の刺激策を維持する方針をあらためて示した。
一方、脆弱(ぜいじゃく)な経済が2015年も続くと当局者らが見ているわけではないと付け加えた。
◎米国債市場
1日の米国債市場では10年債利回りが約3週間ぶり低水準付近で推移した。
バーナンキ連邦準備制度理事会(FRB)議長がインフレは引き続き抑制されるとの見方を示したほか、景気拡大が力強さを増した後も過去最大規模の刺激策を維持する方針をあらためて述べたことが材料だった。
欧州やアジアで鈍い成長を示唆する統計が発表されると、比較的安全だとされる米国債への需要が増し、10年債利回り は下げ幅を拡大した。
米供給管理協会(ISM)が発表した9月の製造業景況指数が5月以来初めて拡大を示す水準をつけると、米国債利回りは一時上昇する場面もあった。
ニューヨーク連銀はこの日、オペレーションツイスト(ツイストオペ)の一環として48億ドル相当の米国債を購入した。
RBCキャピタル・マーケッツの米国担当チーフエコノミスト、
トム・ポーセリ氏(ニューヨーク在勤)は、
「この日発表されたISMの製造業統計は良好だったが、見通しが
晴れたと言えるまでに多くの強い向かい風を乗り越えなくてはならない」
と述べた。
ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによると、ニューヨーク時間午後4時20分
現在、10年債利回り は2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げて1.61%。
同年債(表面利率1.625%、2022年8月償還)価格は5/32上げて100 3/32。
◎NY金先物市場
ニューヨーク金先物相場は反発。10カ月ぶりの高値となった。
米シカゴ連銀のエバンス総裁が追加策を講じる余地があると発言したことなどを受け、インフレ加速に対する懸念が強まった。
エバンス総裁は米経済専門局CNBCのインタビューで、失業率は2014年まで7%に低下することはないだろうと発言。
インフレの脅威が高まった場合には現在の緩和策を「後退」させることも可能だと続けた。
米連邦公開市場委員会(FOMC)が量的緩和第3弾を発表したことなどを背景に、金価格は第3四半期(7-9月)に11%上昇した。
インテグレーテッド・ブローカレッジ・サービシズ(シカゴ)の
ヘッドディーラー、フランク・マギー氏は電話インタビューで、
「経済状況が改善するまでFOMCは緩和政策を続けるということがこの日のコメントで示されたため、金買いが活発になった」と指摘。
「インフレ懸念が再び広がっている」と述べた。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物12月限は前週末比0.5%高の1オンス=1783.30ドルで終了した。
一時は1794.40ドルと、中心限月としては昨年11月14日以来の高値となった。
◎NY原油先物市場
ニューヨーク原油相場は続伸。
1週間ぶりの高値となった。
米製造業景況指数が活動の拡大を示唆したことを好感した。
スペインが先週発表した予算案や銀行ストレステストの結果を受け、ユーロ圏債務危機の収束が近づいているとの楽観が広がったことも原油買いにつながった。
米供給管理協会(ISM)が発表した9月の製造業景況指数 は51.5と、
前月の49.6から上昇した。
ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は49.7だった。
スペインの銀行ストレステストの結果によると、資本不足の合計額は6月に
実施された前回の数字を下回った。
IAFアドバイザーズ(ヒューストン)の商品調査ディレクター、カイル・クーパー氏は「ISMが予想よりも良かったことで、相場が支えられているのは確かだ」と述べた。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物11月限は前週末比
29セント(0.31%)高の1バレル=92.48ドルで終了。
終値では先月21日以来の高値となった。
更新日時: 2012/10/02 06:04 JST