2012.8.14 05:00
損害保険大手3グループの2012年4~6月期連結決算が13日出そろった。
自然災害で保険金支払いが増えたほか、株式相場の低迷で有価証券評価損が膨らみ、NKSJホールディングス(HD)は343億円の最終赤字(前年同期は120億円の黒字)に転落。
MS&ADインシュアランスグループホールディングスと東京海上ホールディングスは大幅な最終減益となった。
損保事業の売上高に当たる正味収入保険料は3グループとも前年同期を
上回った。
主力の自動車保険がエコカー補助金による新車販売増で好調だった。
半面、暴風雨をもたらした4月の「爆弾低気圧」や6月の台風など自然災害に
よる保険金支払いが前年同期より急増。
MS&ADが約19倍の282億円、東京海上HDも約3.9倍の243億円に上り、
NKSJは「今後の支払いに備えた分を除くと19倍の171億円」という。
有価証券の評価損はNKSJが731億円で前年同期の約12倍。
MS&ADも約5倍の548億円にのぼり、東京海上HDは約3.5倍の174億円。
13年3月期の業績見通しは3グループとも従来予想を据え置いた。
一方、NKSJ傘下の損害保険ジャパンは同日、介護サービス事業に参入すると発表した。
介護施設運営などを手掛けるシダー(北九州市)に株式公開買い付け(TOB)を行い、約12億円で株式34%を取得する。
損害保険大手3グループの2012年4~6月期連結決算
正味収入保険料 最終損益 自然災害による保険金支払い
MS&AD 6582(1.4) 112(▲70.5) 282(18.8倍)
三井住友海上 3241(1.9) 105(▲43.8) 153(15.3倍)
あいおいニッセイ同和 2740(1.3) 49(▲69.3) 129(25.8倍)
東京海上HD 6277(4.8) 336(▲38.9) 243( 3.9倍)
NKSJ 5259(3.5) ▲343(-) 集計せず
損保ジャパン 3398(3.7) ▲221(-) 集計せず
日 本 興 亜 1616(0.5) 101(49.1) 集計せず
※単位:億円。カッコ内は前年同期比増減率%。
▲はマイナスまたは赤字。
-は比較できず