2012.8.4 05:00
≪欧州中心に環境悪化、赤字拡大≫
■日本板硝子(5202) 前日比14%安の60円。
2013年3月期最終赤字予想を従来の110億円から280億円へ下方修正した。
前期は28億1500万円で、赤字幅が拡大する見込み。
欧州中心に市場環境が予想より悪化していることに加え、リストラ費用の計上なども響く。
クレディ・スイス証券では、会社計画の下方修正とそれを構成する要因は想定通りだったとしながらも、ファンダメンタルズ要因(欧州や南米の事業環境悪化)での業績引き下げ幅は想定以上だったと分析。
当期赤字拡大による1株純資産の毀損(きそん)が拡大する公算が大きいと予想した。東証1部の値下がり率2位。
■日本光電(6849) 6.9%高の2723円。
9月中間期の営業利益予想を従来の43億円から50億円へ16%増額修正した。前年同期比で3.7%増益から21%増益へと増益率が拡大する。
自社品の販売促進や生産効率の向上によって売上総利益率が改善し、4~6月期実績が想定を上回る状況となったことや直近の動向を踏まえたのが要因。
野村証券は4~6月期について、売上高と営業利益とも同証券予想を上回ってポジティブサプライズだと評価した。
■ファーストリテイリング(9983) 2.9%高の1万6300円。
7月の既存店売上高は前年同月比2%減だった。気温が高かった上旬の販売は苦戦した半面、気温が上昇した中旬以降は夏物販売が好調だったとしている。
ゴールドマン・サックス証券は、計画以上の無理な値引きを行っていないほか、粗利率も計画比で問題ない水準だと評価し、投資判断の「買い」を確認した。
■帝人(3401) 6.3%安の194円。
2日午後に13年3月期の営業利益予想を前期比2.8%増の350億円(従来予想は430億円)へ減額修正したが、シティグループ証券は同305億円と試算し、修正後の会社計画も下振れリスクが高いと指摘。
株価も低迷が予想されるとして、投資判断の「売り」を確認した。
■カカクコム(2371) 3%高の2505円。
4~6月期の営業利益は前年同期比28%増の24億円となった。
「価格.com」のサイト利用者が増加してショッピング業務の売上高が16%増となったことに加え、「食べログ」業務も67%増と伸びたことなどが貢献した。
野村証券は安定高成長を続けるシナリオに変化はないと評価。投資判断の「買い」を継続した。
■三井倉庫(9302) 7.1%安の248円。
3日午後、9月中間期の営業利益予想をこれまでの35億円から26億円へと26%減額修正した。
前年同期比5.3%増益予想が一転、22%減益となる。
ボーナス商戦などの季節変動要因に加え、家電製品取り扱いの伸び悩みも予想されるとしている。
■富士重工業(7270) 2.6%安の572円。
3日午後発表した4~6月期の営業利益は、前年同期比63%増の173億円。
ただ、ブルームバーグ・データによるアナリスト5人の予想平均値199億円は下回ったことで、過大な業績期待が後退した。
(ブルームバーグ)