7月24日(ブルームバーグ):
きょうの日本株市場で、価格変動材料の出た銘柄の午前の値動きは以下の通り。
シャープ (6753):一時前日比5.4%安の278円と、ブルームバーグ・データによる1975年10月以来、約37年ぶりの安値を付けた。
液晶パネルなどの不振が響き、4-6月期の連結純損益が1000億円前後の赤字になったもよう、と24日付の日本経済新聞朝刊が報道。
堺工場の低稼働率が継続、液晶パネルのカルテルをめぐる和解金約160億円を特別損失に計上するという。
また、国内外で早期退職を募るなど数千人規模の従業員を削減する検討に入った、とも同紙は報じた。
ゴールドマン・サックス証券では、純損失の規模はほぼ予想に沿った数値だが、人員削減が事実なら中期ポジティブも、短期的にはさらなるバランスシート毀損(きそん)要因になると指摘した。
太陽誘電 (6976):一時5.5%安の605円。
野村証券は23日、目標株価を890円から670円に修正した。
セラミックコンデンサの売り上げ見通しを引き下げたとして、13年3月期の連結営業利益予想を80億円から60億円に、14年3月期を110億円から80億円に下方修正した。
中期的には、世界トップシェア商品が少ないことから、業界内での立ち位置を再構築する過渡期にあるとの見方を示した。
イオンクレジットサービス (8570):一時4.1%高の1450円。
大和証券は23日、投資判断を「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」に、
目標株価を1100円から1600円に上げた。
下期にかけ収益が増加しやすい季節性を考慮すれば、業績の進ちょくは
順調と指摘。
フィービジネスの拡大でキャッシング収益の減収を補う一方、海外事業の
収益拡大を進める形で事業構造の転換を進める点に注目している。
海運株:日本郵船 (9101)が一時2.9%安の168円
、商船三井 (9104)が1.8%安の224円など。
ばら積み船の国際運賃市況であるバルチック・ドライ 指数は23日、1.5%安の1022ポイントと10日続落となっており、市況安が収益に与える悪影響が懸念された。
ライトオン (7445):一時2.7%安の681円。
7月度の既存店売上高は前年同月比7.3%減になった、と23日に発表。
前年実績割れは昨年11月以来、8カ月ぶり。
西日本で発生した大雨の影響や7月初旬まで気温の低い日が続いた影響で
客数が伸びず、夏物商戦が苦戦した。
エフティコミュニケーションズ (2763):5000円(18%)高の3万3500円でストップ高。
ビジネスホン・OA機器販売などコア事業が好調に推移し、LED照明「エルイード」のレンタル販売も伸長、コスト管理の徹底も奏功し、13年3月期の連結営業利益予想を従来の18億円から前期比81%増の22億円に上方修正する、と23日に発表。
収益性の向上を評価する買いが膨らんだ。
鉱研工業 (6297):一時10%安の305円。
震災復興需要でボーリング機器関連の受注・売上高は増えたが、工事施工関連で大型案件がなく減少したことが響き、4-6月期(第1四半期)の連結営業損益は前年同期のゼロに対し、7200万円の赤字だったと23日に発表。
前期比4.6倍の1億9000万円を見込む13年3月通期計画は維持、計画未達を懸念する売りに押された。
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更新日時: 2012/07/24 10:32 JST