6月27日(ブルームバーグ):
ニューヨークの為替・株式・債券・商品相場は次の通り。(表はNY午後4時現在)
為替 スポット価格 前営業日 ユーロ/ドル 1.2467 1.2491 ドル/円 79.71 79.52 ユーロ/円 99.38 99.32 株 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率 ダウ工業株30種 12,627.08 +92.41 +.7% S&P500種 1,331.85 +11.86 +.9% ナスダック総合指数 2,875.32 +21.26 +.7% 債券 直近利回り 前営業日比 米国債2年物 .31% +.00 米国債10年物 1.62% .00 米国債30年物 2.70% .00 商品 (中心限月) 終値 前営業日比 変化率 COMEX金 (ドル/オンス) 1,578.40 +3.50 +.22% 原油先物 (ドル/バレル) 80.44 +1.08 +1.36%
◎NY外国為替市場
27日のニューヨーク外国為替市場はユーロが対ドルで約2週間ぶりの安値に迫った。
メルケル独首相の発言を受け、28日の欧州首脳会合で域内債務危機が解決するとの期待が後退したのが背景だ。
ユーロは対円で上げ幅を縮小。イタリアが実施した国債入札で利回りが上昇したことが影響した。
対策を急ぐよう主張するスペインに対し、メルケル首相はユーロ圏諸国が共同で債券を発行する案について、欧州の債務危機解決の「間違った方法だ」と言明した。
ショイブレ独財務相は財政規律の強化を求めた。
ブラジル・レアルは主要通貨の大半に対して下落した。
コモンウェルス・フォーリン・エクスチェンジの主任市場アナリスト、
オマー・エシナー氏(ワシントン在勤)は、
「EU首脳会議を控えて大型のポジションを建てる投資家はいない」
と述べた。
ニューヨーク時間午後3時58分現在、ユーロは対ドルで0.2%下げて
1ユーロ=1.2470ドル。
前日は1.2442ドルと6月8日以来の安値まで下げる場面もあった。
ユーロは対円で0.1%上昇して1ユーロ=99円41銭。
円は対ドルで0.3%下げて1ドル=79円72銭。
◎米国株式市場
米株式相場は続伸。
住宅と耐久財受注に関する経済指標が予想を上回ったことが買いを誘った。
ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指数は前日比0.9%上げて1331.85。
月初からの上昇率は1.6%となった。四半期ベースでは今のところ5.4%下落している。
ダウ工業株30種平均は92.34ドル(0.7%)高の12627.01ドル。
グリーンウッド・キャピタルのウォルター・トッド最高投資責任者(CIO)は「経済データは明るい材料となった」と指摘。
「最近は欧州が再び注目を集めながらも、米国と中国の経済指標が軟化していただけに、堅調な指標は重要だ。
中国の政策行動はどのようなものであれ、間違いなく相場の支援材料になるだろう。加えて四半期末が近く、買いが入りやすくなっている」と述べた。
景気回復の開始から3年経って、ようやく不動産市場が回復兆候を示し始めたとの見方が買いを誘った。
5月の耐久財受注額は市場予想を上回り、製造業活動が停滞しているとの懸念が弱まった。
◎米国債市場
米国債相場はほぼ変わらず。
米財務省が実施した5年債(発行額350億ドル)入札では、需要がほぼ1年ぶりの低水準となった。
5年債入札での最高落札利回り は0.752%だった。
入札直前の市場予想は0.737%。投資家の需要を測る指標の応札倍率は2.61倍で、2011年7月以降では最低となった。
28日からの欧州連合(EU)首脳会議(サミット)を控え、ボラティリティを測る指数は8営業日連続で低下した。
ジェフリーズの金融担当チーフエコノミスト、
ウォード・マッカーシー氏は
「現在は欧州情勢やワシントンの動向が非常に不透明なほか、質への
逃避からくる買いもそれほど力強くない。また四半期の終わりも近づいている。これら全てが入札を低調にさせる環境を作り出した」と指摘した。
ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、既発5年債 の利回りは
ニューヨーク時間午後2時54分現在、前日比ほぼ変わらずの0.72%。
同年債(表面利率0.625%、2017年5月償還)価格は1/32上げて99 18/32。
◎NY金先物市場
ニューヨーク金先物相場は反発。
中国が経済成長促進に向け一段の措置を講じるとの観測が広がった。
中国は安定成長を確実にするため、「より積極的」な政策を公表する
可能性があると中国証券報が論評で指摘した。
産金業界団体のワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)は、インドを抜いて中国が世界最大の金消費国に今年浮上するとの見通しを示している。
欧州債務危機の解決策を見いだそうと、28、29両日には欧州連合(EU)首脳会議が開かれる。
アーチャー・フィナンシャル・サービシズの市場ストラテジスト、
アダム・クロフェンシュタイン氏(シカゴ在勤)は電話インタビューで、
「中国のニュースは金にとってプラスだ」と指摘。
「欧州首脳による何らかの発表を待っている市場参加者もいるため、
上値は限定されるだろう」と述べた。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物8月限は前日比0.2%高の1オンス=1578.40ドルで終了した。
今四半期に入ってからは5.6%値下がりしている。
◎NY原油先物市場
ニューヨーク原油先物相場は続伸。
米景気回復の兆しを背景に、米国の原油需要が落ち込むとの懸念が
和らいだ。
米商務省が発表した5月の製造業耐久財受注額は市場予想を上回る伸びとなった。
全米不動産業者協会(NAR)が発表した5月の中古住宅販売成約指数
(季節調整後)は前月比で上昇に転じた。
米エネルギー省が発表した先週の在庫統計でガソリン在庫の増加が示されると、原油は日中の高値から水準を切り下げた。
PFGベスト(シカゴ)のシニアマーケットアナリスト、
フィル・フリン氏は
「耐久財の数字を受けて、状況はそれほど悪くないとの認識が市場で
広がっている」と指摘。
「最近の経済指標を手掛かりに、需要増加への期待が高まりつつある
ようだ」と述べた。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物8月限は前日比85セント(1.07%)高の1バレル=80.21ドルで終了。
終値では1週間ぶりの高値となった。
在庫統計発表後は一時80ドルを割り込む場面もあった。
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更新日時: 2012/06/28 05:56 JST