6月25日(ブルームバーグ):
欧州の為替・株式・債券・商品相場は次の通り。(表はロンドン午後6時現在)
為替 スポット価格 前営業日 ユーロ/ドル 1.2497 1.2570 ドル/円 79.55 80.43 ユーロ/円 99.41 101.10 株 終値 前営業日比 変化率 ダウ欧州株600 242.82 -3.76 -1.5% 英FT100 5,450.65 -63.04 -1.1% 独DAX 6,132.39 -130.86 -2.1% 仏CAC40 3,021.64 -69.26 -2.2% 債券 直近利回り 前営業日比 独国債2年物 .07% -.06 独国債10年物 1.46% -.12 英国債10年物 1.67% -.05 商品 直近値 前営業日比 変化率 金 現物午後値決め 1,570.00 +4.50 +.29% 原油 北海ブレント 90.11 -.87 -.96%
◎欧州株:3営業日続落、サミットで危機解決の決定打出ないと悲観
25日の欧州株式 相場は3営業日続落。
欧州連合(EU)が今週開く首脳会議では、債務危機封じ込めへの決定的な対策が出ないとの懸念が広がっている。
ドイツのメルケル首相は債務共有化に反対する姿勢を強めた。
イタリアのウニクレディトやフランスのBNPパリバを中心に銀行株が安い。
フィンランドの携帯電話メーカー、ノキアは11%安。
韓国同業のサムスン電子の業績が一部アナリスト予想に届かないとの見方が嫌気された。
英製薬会社シャイアーも11%の値下がり。
同社で売れ筋2位の医薬品のジェネリック(後発医薬品)を当局が承認した。
ストックス欧州600指数 は前週末比1.5%安の242.82で終了。
ここ3営業日で2.7%値下がりした。
コメルツ銀行のエコノミスト、ピーター・ディクソン氏(ロンドン在勤)は
ブルームバーグテレビジョンのインタビューで、
「欧州首脳は状況を管理できていると人々に確信させるメッセージを与えなくてはならないのに、現実には一段の財政統合を進めるための選択肢がどんどんなくなっている」と指摘。
「ドイツが反対姿勢を続ける限り、統合は起こらない。市場はやや失望を味わうのだろう」と続けた。
ストックス欧州600指数は3月16日に付けた年初来高値から11%下げている。年初からの下落率は0.7%。
この日の西欧市場では、全18カ国で主要株価指数が下落した。
原題:European Stocks Fall on Concern Summit Won’tHelp Solve Crisis
(抜粋)
◎欧州債:スペインとイタリア国債が下落、首脳間の不協和音に不安
25日の欧州債市場ではスペインとイタリアの国債が下げ、他のユーロ圏諸国の国債を下回るパフォーマンスとなった。
ソブリン債危機封じ込めと景気促進の措置をめぐり、各国首脳らが意見の相違を埋めれないとの懸念が高まった。
スペイン2年債利回りは1週間ぶりの大幅上昇。
ドイツのメルケル首相がユーロ圏で債務の責任を共有するのは非生産的と
発言したことが手掛かり。
ドイツ国債は上昇。
著名投資家のジョージ・ソロス氏は、
欧州各国の首脳が今週開く首脳会議で金融危機対策を打ち出せ
なければ、ユーロの崩壊を意味することになりかねないと語った。
これを受けて、比較的安全な資産を求める動きが加速した。
ベルギー国債は4営業日続伸。
同国は2017-32年償還の国債を発行した。
モニュメント・セキュリティーズのストラテジスト、
マーク・オズトワルド氏(ロンドン在勤)は
「ユーロ圏会合が不調に終わるとの恐ろしい見方がある」とし、
「ユーロ圏に取って替わる注目材料が出てくる、あるいは
今週に何らかの解決に至ると見込むのは難しい」と語った。
ロンドン時間午後4時42分現在、スペイン2年債利回りは
前週末比39ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の4.83%。
これは18日以降で最大の上げ。
同国債(表面利率3.4%、2014年4月償還)価格はこの日、0.66下げ97.5352。
イタリア2年債 利回りは53bp上げ4.33%。
一時は55bp上昇と、先月29日以来で最大の上げとなった。
スペインのデギンドス経済・競争力相は25日、ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のユンケル(ルクセンブルク首相兼国庫相)宛ての書簡で、最大1000億ユーロ規模の銀行救済を正式に要請した。
EU首脳会議は28-29日にブリュッセルで開かれる。
救済基金のうち暫定基金の欧州金融安定ファシリティー(EFSF)と発足予定の恒久的な欧州安定化メカニズム(ESM)のいずれが利用されるかは未定だという。
ドイツ10年債 利回りは前週末比12bp低下の1.47%。20日には1.64%と、5月3日以来の高水準に達していた。
原題:Spanish Bonds Drop on EU’s Debt-CrisisDivisions as Bunds Rise(抜粋)
◎英国債:30年債利回り、2週ぶり低水準-欧州の危機対策を危惧
25日の英国債相場は上昇。30年債利回りは2週間ぶり低水準を付けた。
ユーロ圏当局者が十分な債務危機対策を講じていないとの懸念から、
比較的安全とされる英国債を求める動きが強まった。
著名投資家のジョージ・ソロス氏は、
欧州首脳が今週開く首脳会議で思い切った対策を打ち出せなければ、
ユーロの崩壊を意味することになりかねないと語った。
キャメロン英首相が福祉予算の削減案を打ち出し、財政赤字削減への取り組みを強調したことも支援要因となった。
インベステック・バンク(ロンドン)のアナリスト、エリザベス・アフセス氏は「欧州の政治家ならびに彼らの行動力不足を理解するのに苦しんでいる。ユーロには行動欠如で崩壊するリスクがある」と発言。
「英国債は、安全を求める取引が大半だ」と付け加えた。
ロンドン時間午後4時31分現在、
30年債利回りは前週末比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)
低下の2.94%。
一時は2.91%と、7日以来の低水準となった。
同国債(表面利率4.5%、2042年12月償還)価格は0.71上げ131.365。
10年債利回りは5bp下げ1.67%。
1日には1.44%と、過去最低を付けた。
3月31日以降では53bp低下している。
アフセス氏は「利回りが1.5%を再び試さない理由はない」と語った。
原題:Gilts Gain on Demand for Crisis Haven as PoundRises Versus Euro
(抜粋)
更新日時: 2012/06/26 02:20 JST