5月25日(ブルームバーグ):
ニューヨークの為替・株式・債券・商品相場は次の通り。(表はNY午後4時現在)
為替 スポット価格 前営業日 ユーロ/ドル 1.2513 1.2532 ドル/円 79.64 79.60 ユーロ/円 99.66 99.76 株 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率 ダウ工業株30種 12,454.60 -75.15 -.6% S&P500種 1,317.81 -2.87 -.2% ナスダック総合指数 2,837.53 -1.85 -.1% 債券 直近利回り 前営業日比 米国債2年物 .29% -.01 米国債10年物 1.74% -.04 米国債30年物 2.84% -.03 商品 (中心限月) 終値 前営業日比 変化率 COMEX金(ドル/オンス)1,571.20 +11.40 +.73% 原油先物 (ドル/バレル) 90.81 +.15 +.17%
◎外国為替市場
ニューヨーク外国為替市場では、ユーロがドルに対し2010年7月以来の安値を付けた。
ソブリン債危機がスペインで悪化しつつあるとの懸念が広がった。
ユーロは一時、ドルと円に対して上昇していたが、スペインのカタルーニャ州政府のアルトゥール・マス知事が、中央政府に対して州政府の資金調達市場へのアクセスを支援するよう重ねて訴えたことに反応し、上げを消した。
その後も、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がスペインの銀行の信用格付けを引き下げたことを受けてユーロは軟調な展開が続いた。
ブラジル・レアルは主要通貨全てに対して値上がり。
中央銀行が通貨スワップ入札を実施すると発表したことが手掛かりとなった。
バンク・オブ ・ニューヨーク(BNY)メロンの外為担当マネジングディレクター、サマルジット・シャンカー氏(ボストン在勤)は
「全ての資産について投資家は弱気だったが、カタルーニャの件で
一層悪化した」と指摘。
「不透明感が引き続き投資家心理を圧迫するだろう。そうした状況から、ユーロの下落トレンドの終了を予想するのは難しい」と述べた。
ニューヨーク時間午後2時14分現在、
ユーロは対ドルで前日比0.1%安の1ユーロ=1.2519ドル。
一時1.2496ドルと、10年7月6日以来の安値を付けた。
対円でも0.1%下げて99円70銭。
円は対ドルで1ドル=79円63銭。
◎米国株式市場
25日の米国株相場は下落。S
&P500種株価指数は5日ぶりに下げた。
米消費者マインド指数が2007年以来の高水準に上昇したものの、スペインの財政事情をめぐる懸念が高まったことから売りが優勢となった。
ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指数は前日比0.2%安の1317.82。
ダウ工業株30種平均は74.92ドル(0.6%)安の12454.83ドル。
28日の米株式市場は
メモリアルデーの祝日で休場となる。
コニファー・セキュリティーズの証券トレーディングディレクター、リック・フィア氏は「米国は良好で、欧州は実にひどい状況だ。欧州経済がどこまで悪化するか、誰にも分からない」と述べた。
ニューヨーク外国為替市場では、ユーロがドルに対し2010年7月以来の安値を付けた。
スペインのサエンスデサンタマリア副首相はこの日、市場へのアクセスを回復できるよう支援を求める地方政府の要請を慎重に検討していると述べた。
◎米国債市場
米国債相場は上昇。
スペインの地方政府が資金繰り難に陥っているとの報道を受け、欧州債務危機が悪化するとの懸念が広がり、米国債の需要が高まった。
米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がスペインの銀行の格付けを引き下げた後も、10年債 利回りは低水準で推移した。
米国債はこのまま月末を迎えれば月間ベースで2カ月連続の上昇となる。
スペインのカタルーニャ州政府のアルトゥール・マス知事は25日、中央政府の支援を重ねて訴えた。
一方サエンスデサンタマリア副首相は、市場へのアクセスを回復できるよう支援を求める地方政府の要請を慎重に検討していると述べた。
ウンダーリッヒ・セキュリティーズのマネジングディレクター兼米国債
トレーディング責任者、マイケル・フランゼーズ氏(ニューヨーク在勤)は
「スペインの政府介入拡大に関する報道を受けて市場に緊張が走った」と指摘。「市場参加者は欧州について神経質になっている」と述べた。
ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによると、ニューヨーク時間午後2時1分現在、10年債利回り は前日比4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01ポイント)下落の1.74%。
同年債(表面利率1.75%、2022年5月償還)価格は11/32上昇して1003/32。
利回りは今週に入り2bp上昇と、3月16日終了週以来の上昇となった。
米証券業金融市場協会(SIFMA)の勧告により、25日は午後2時までの
短縮取引。
28日はメモリアルデーの祝日で休場となる。
◎NY金先物市場
ニューヨーク金先物相場は続伸。
資産分散化の動きから金現物の保有が増加した。
金を裏付けとする上場投資信託(ETF)「SPDRゴールド・トラスト 」の金保有は23、24両日に増加し、1270.26トンとなった。
同ファンドがウェブサイトで明らかにした。
UBSはリポートで、インドを除くアジアでの前日の需要は強かったとし、
欧州の買い意欲は「顕著」だったと指摘した。
金は今月に入って前日までに6.3%値下がりしている。
フューチャーパス・トレーディングのトレーダー、フ
ランク・レシュ氏(シカゴ在勤)は電話インタビューで、
「金に強気な見方をする人は多く、最近の安値水準で買いを入れている」と発言。「相場は最近の取引レンジの下限付近で推移しており、魅力的な水準なのかもしれない」と述べた。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物8月限は前日比0.7%高の1オンス=1571.20ドルで終了した。週間では1.4%下落。
◎NY原油先物市場
ニューヨーク原油先物相場は続伸。
米消費者マインドの上昇が好感された。
国際原子力機関(IAEA)によれば、イランは核兵器に転用可能な濃縮ウランの生産を拡大した。
5月のトムソン・ロイター/ミシガン大学消費者マインド指数 (確定値)は79.3と、2007年10月以来の高水準となった。
IAEAのリポートによると、イランは濃縮度20%のウラン生産を2月以降に倍増した。
11ページから成る同リポートは公表が制限されているが、ブルームバーグは内容を確認した。
エネルギー関連の商品に重点を置くヘッジファンド、アゲイン・キャピタル(ニューヨーク)のパートナー、ジョン・キルダフ氏は「消費者マインドの数字やイランに関するニュースで原油は値上がりしている」と指摘。
「連休に入ること」を理由に相場は上昇するとの見方も広がっている。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物7月限は前日比20セント高の1バレル=90.86ドルで終了。週間では0.7%下落。
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更新日時: 2012/05/26 05:56 JST