ミャンマーの民主化を受け、世界的に投資意欲が高まっている。
日本政府も円借款の再開を決めた。
同国は希少金属(レアメタル)の産出国。
日本の調達国は中国やロシア、南アフリカに偏っているだけに候補の一つに
なっているが、大手商社、非鉄金属業界は慎重姿勢だ。
期待はしているものの、埋蔵量などが正確に分かっておらずリスクが
大きいため。
現地事情も障壁になる。(宮里秀司)
ミャンマーの鉱物資源は亜鉛、銅、鉛、スズ、ニッケルのほか、
レアメタルのタングステンやアンチモンが確認されている。
伊藤忠商事はミャンマーでレアメタル開発に向けた調査をする。ただ
「事業化調査をするための調査の段階」(岡藤正広社長)で、具体的な計画はない。
双日はレアメタル生産会社に出資するなど事業を強化しているが、
「ミャンマーでの具体的な案件はない」(佐藤洋二社長)としている。