[ワシントン 6日 ロイター]
米航空宇宙局(NASA)の宇宙生物学者リチャード・フーバー氏は、
3つの隕石(いんせき)から小さな化石化したバクテリアが
見つかったとの報告書を発表した。
これらの微小な生命体は地球外のものだと主張している。
同報告書は4日遅く、専門誌「コスモロジー」の電子版に掲載された。
仮に内容が事実だと確認されれば、宇宙にはほかにも生命体が存在し、
地球上の生命が太陽系内の別の場所からもたらされた可能性も示すことになる。
同誌は7日から紙でも発行されるが、
今回の報告内容が議論を呼ぶことは必至で、
編集者は別の研究者の見解も求めている。
フーバー氏は、粉砕した3つの隕石の内部断面に、
シアノバクテリア(藍色細菌)に似た微化石の痕跡を発見したと主張。
6日のロイターの電話取材に対し、
これらの微細構造体には炭素が多く含まれており、
窒素はほとんどなかったと説明した。
窒素が存在すれば地球上生命の兆候にもなるが、
それがなかったことは、
微細構造体内の窒素は遠い昔にガス状のものに
分解していたことを示すとフーバー氏は主張。
「炭素質の隕石内に非常に興味深いバイオマーカーが
あることは長く分かっていたが、
いわゆる地球外シアノバクテリアに非常に近い構造体の発見は、
生命の存在が地球に限られたものではないことを示す点で
興味深い」としている。