3月30日(ブルームバーグ):
きょうの日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の午前の動きは以下の通り。
輸出関連株:
トヨタ自動車(7203)が前日に比べて一時1.8%安の3510円、
ファナック (6954)が同3.4%安、
東芝(6502)が同3%安など、
自動車や電機では下落銘柄が優勢となっている。
3月のユーロ圏景況感指数(速報値)が前月から下落するなど世界経済の
先行きに対する懸念が高まり、業績不透明感から売りが先行している。
原油関連株:
国際石油開発帝石(1605)が一時1.8%安の55万3000円、
石油資源開発(1662)が同1.9%安など。
緊急石油備蓄の放出で主要各国が合意に近づいているとの認識を
フランスが示したことなどから、
きのうのニューヨーク原油先物5月限は前日比2.5%安の1バレル=102.78ドルと続落。
市況安が嫌気され、
鉱業 は東証1部33業種の下落率上位となっている。
AOCホールディングス(5017):一時6.6%安の465円。
子会社のアラビア石油が開発作業を進めてきた北海イメ油田について、
12年4-6月期の
生産開始目指していたが、12月までの開始は困難と発表。
シティグループ証券では、施工会社が遅れを示唆していたため遅延に
サプライズないが、
半年以上の遅れはネガティブとした。
第一三共(4568):一時2.9%安の1495円。
シティグループ証券では、投資判断を「中立」から「売り」へ引き下げた。
5月の12年3月期決算発表を経て投資家の視線は特許切れの影響に向いてくるだろうとし、エフィエントの拡大、ランバクシーの建て直しに手間取っている間に、主力品の特許切れが迫ると指摘。
13年3月期以降の営業利益予想を減額した。
日本電工(5563):一時4.3%高の416円。
クレディ・スイス証券では、業績予想を上方修正するとともに、
投資判断を「中立」から「アウトパフォーム」へ引き上げた。
2月以降の合金鉄市況の上昇、円安への反転により、4-6月以降の
業績見通しが高まったとしている。目標株価520円。
大日本スクリーン製造(7735):一時3%安の723円。
JPモルガン証券では、1-3月の半導体製造装置受注は事前の会社ガイダンスのレンジである300億-350億円の下限である300億円程度になりそうだと予想。
目標株価の達成により、投資判断を「オーバーウエート」から「中立」へ引き下げた。
ポーラ・オルビスホールディングス(4927):一時5.4%高の2437円。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、投資判断「アウトパフォーム」で調査を開始した。国内事業の成長力や海外業容拡大のポテンシャル、良好な財務体質を評価し、株価は割安水準にあるとしている。目標株価は2650円。
宝印刷(7921):一時3.8%安の628円。
企業のファイナンスの減少などによって売上高が予想を下回るほか、
人件費など固定費増加も響き、12年5月期の連結営業利益予想を
8億3000万円から4億2000万円(前期比50%減)に下方修正。
業績の悪化が嫌気された。
住友精化(4008):一時3.8%安の376円。
12年3月期連結純利益予想を29億円から20億円(前期比38%減)へ引き下げた。化学品事業やガス・エンジニアリング事業が需要低迷から下振れしそうなほか、
円高や原料価格の変動、固定資産の減損損失の計上もマイナス要因となる。
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更新日時: 2012/03/30 10:30 JST