■任天堂(7974) 前日比4.1%安の1万310円。
一時9910円と2004年4月以来、1万円の大台を割り込んだ。
対ユーロでの円高や携帯ゲーム機「3DS」の販売伸び悩みなどで12年3月期の連結業績予想を26日に下方修正し、営業損益は10億円の黒字から450億円の赤字に陥る見込み。
営業段階で初の赤字。
大和証券キャピタル・マーケッツは、当面の株価下値めどは8600円程度と試算。任天堂製品に関与するミツミ電機(6767)、ホシデン(6804)、メガチップス(6875)も連想売りで安い。
【資源関連銘柄】
三井物産(8031)が2.1%高の1299円、
三菱商事(8058)が2.3%高、
国際石油開発帝石(1605)が2.9%高など。
東証1部33業種の上昇率1位は鉱業で、卸売業、石油・石炭製品も上位だった。
米連邦準備制度理事会(FRB)が政策金利を少なくとも14年遅くまで低水準に維持するとの姿勢や米耐久財受注の増加が好感され、
26日のニューヨーク原油先物は前日比0.3%高の1バレル=99.70ドルと終値で19日以来の高値。金や銅先物も続伸し、市況高による業績貢献が見込まれた。
中国の金融緩和期待も株価の押し上げ要因
■コマツ(6301) 1.5%高の2098円。
建設機器メーカー最大手、米キャタピラーの11年10~12月期(第4四半期)は利益がアナリスト予想を上回った。
ショベルやトラック需要の拡大が背景で12年通期の利益見通しも市場予想を上回る。
ゴールドマン・サックス証券は強気の需要見通しは日本の建機銘柄にもポジティブとし、短期的に安心材料となる可能性が高いとした。
■堀場製作所(6856) 3.9%高の2470円。
自動車システム機器の好調、煙道排ガス分析装置や環境放射線測定器などプロセスシステム機器の売り上げも想定を上回り、11年12月期の連結営業利益は前期比21%増の149億円と従来計画の135億円を上回ったもようと26日に発表。
野村証券は、利益上振れはポジティブサプライズだと評価した。
1株当たり21円を計画していた期末配当も31円に増配する方針で、業況堅調と株主還元姿勢が好感された。
■第一三共(4568) 2.3%安の1422円。
傘下のインドの製薬会社、ランバクシー・ラボラトリーズの株価が27日の取引で一時6.8%安と急落し、保有株式への悪影響が懸念された。
米司法省はメリーランド州連邦地裁に提出したランバクシーとの和解案書類で、ランバクシーが、違法な不純物の混ざった安全でない可能性のある医薬品を製造した、と指摘。
今後の和解協議の行方、業績への影響を懸念する売りがランバクシー、第一三共双方に出た。
■トッパンフォームズ(7862) 4.3%高の612円。
バリアブル印刷物市場の開拓、販促用ダイレクトメールの回復などで、12年3月期の連結営業利益予想を従来の95億円から103億円に上方修正すると27日午前の取引終了後に発表。
前期との比較ではほぼ変わらずとなり、収益改善を好感する買いが午後の取引で膨らんだ。(ブルームバーグ)