1月17日(ブルームバーグ):
スマートフォン(多機能携帯電話)やデジタルカメラなど家電の売上高が今年、初めて1兆ドル(約77兆円)を超えると予想されており、すずの消費が拡大している。
一方、すず在庫は2年9カ月ぶりの低水準に落ち込んでいる。
英調査会社ITRIによると、すず需要は供給を3年連続で上回り9400トンの不足が予想される。
これは、携帯電話約90億台に利用される量に相当する。
ロンドン金属取引所(LME)の在庫は昨年8月以降52%減少し2009年4月以来の低水準となった。
ブルームバーグがアナリストとトレーダー17人を対象に実施した調査によれば、すず価格は今年、最大24%上昇し1トン当たり2万6000ドルになると見込まれている。
予想通りなら、すず相場は工業用金属の中で今年最も高い上昇率を示すことになりそうだ。
昨年は最も下落した。
GfKデジタル・ワールドと約2000社が加盟する米家電協会(本部・バージニア州)によると家電売上高は今年、5%増加し1兆400億ドルに達する見通し。
スイスのティベリウス・アセット・マネジメントで25億ドル相当の
資産運用を手掛けるクリストフ・エイブル氏は
「すずは需給面から見て最も魅力的な商品の1つだ」と指摘。
「12年は不足が予想されているため基本的に在庫は
低水準になるだろう
。明らかな買いに違いない」と述べた。
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更新日時: 2012/01/17 12:40 JST