【企業アンケート】国内景気「踊り場」52% 回復時期は平成24年後半が31% | 人生の水先案内人

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景気の現状に対する減速感が強まっている実態もアンケート結果から分かった。


足元での国内の景気認識について、景気動向が足踏みする「踊り場」とした回答は過半の52%にのぼった。


「緩やかに後退」(16%)と「後退」(3%)は計19%と、景気の悪化も意識され始めたようだ。


景気が「拡大」との回答はなく、「緩やかに拡大」は25%にとどまった。


 昨年夏のアンケートでは、復興需要とサプライチェーン(部品供給網)の復旧に伴う景気の回復期待から「拡大」(5%)と「緩やかに拡大」(47%)で過半を超え、「横ばい」は34%だったが、欧州危機が、こうした楽観的な見方を一気に押し戻した。

 

今回の回答企業からは「円高・株安がマイナス要因」「輸出が減速した」と経済状況の変調を訴える声が上がった。

 

景気の現状について、日銀は昨年12月、「持ち直しの動きが一服している」(白川方明総裁)とし、景気が足踏み状態に入ったとの認識を示しており、アンケート結果もこの見方を裏付けた形だ。

 

景気の本格的な回復時期はいつになるのか

 アンケートで最も多かった回答が「平成24年後半」(31%)だったが、26年以降になるとの見方も12%にのぼった。

 

昨夏のアンケートでは、23年内の回復を見込む意見が4割と最多だったことを踏まえると、回復が見込みより遅れている状況が浮かび上がる。

 

世界経済の混乱要因となっている欧州危機の収束時期の予想では、2012(平成24)年後半以降になると見込む回答が計30%にのぼり、問題の長期化への覚悟が浮かんだ。


「分からない」とする回答が54%で、視界不良の欧州問題に困惑する姿がうかがえた。


野村証券金融経済研究所の経済見通しによると、2012年のユーロ圏の実質域内総生産は、前年比1・0%減と11年の1・5%増からマイナス成長に転じる。


ユーロ圏は11年10~12月期から景気後退に入った可能性が高い。

 

今後、3月までには、欧州中央銀行(ECB)による国債の大量購入や米連邦準備制度理事会(FRB)の追加の量的緩和などが打ち出され、

「主要国が事実上の協調金融緩和策を進める」(同研究所の木内登英チーフエコノミスト)との見方は有力だが、

欧州財政問題の抜本的な解決に有効策は見あたらず、欧州危機は再燃と鎮火を繰り返す懸念が強い。


収束時期については「2014年以降」と、長期化を見通す回答も1割をしめた。