石垣放流ガメ 2300キロの旅 | 人生の水先案内人

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2011年12月27日 12時01分

 【八重山】

石垣島で14年前に放流した雌のアオウミガメが今年4月、


約2300キロ南にあるミクロネシア連邦ヤップ州の島に産卵のため


上陸したことが26日までに確認された。


標識を付けたカメを放流したNPO法人日本ウミガメ協議会付属黒島研究所(若月元樹所長)が今月22日、環境に関する国際機関の照会を受け、分かった。


若月所長は「北太平洋西部の同種の回遊生態を解明する際の糸口になる」と期待した。

 

ウミガメは八重山海域で捕獲され、1997年1月10日に八重山海中公園研究所(現・黒島研究所)の研究員が石垣島新川から放流した。

 

14年3カ月を経た今年4月21日、ヤップ州の産卵地で、ウミガメの保護調査活動を実施している地元グループがこの個体を発見。


太平洋島しょ地域の環境保全を担う国際協力機関「南太平洋地域環境計画」が標識を確認し、同研究所に照会した。

 

放流時は甲羅の長さ71センチ、幅55・3センチと未成熟だったが、

発見時には長さ106センチ、幅96センチと産卵可能な大きさに成長していた。

 

若月所長は「放流個体の再発見例は少ない。


日本沿岸をエサ場としているアオウミガメの中には、ミクロネシアの島々を産卵地としている個体がいることを示す事例だ」と指摘。


「ウミガメ類の保全には回遊経路にあたる国や地域の連携と協力が必要だと再認識した」としている。