津波で壊れ、営業を休止していた宮城県石巻市で唯一の銭湯が
元日に営業を再開し、被災した人たちが早速訪れて体を温めていました。
営業を再開したのは、石巻市住吉町の銭湯「つるの湯」です。
創業84年の「つるの湯」は石巻市で唯一の銭湯で、
津波で泥だらけになったうえ、ボイラーや配管が壊れるなどしたため
営業を休止していました。
その後、ボランティアなどが手伝って、およそ3か月間かけて修理し、
震災から10か月近くたった元日の午後1時に営業を再開しました。
再開を記念して無料になり、
営業開始と同時に仮設住宅などで暮らすお年寄りや
家族連れなどおよそ15人が訪れて疲れた体を温めていました。
石巻市内の仮設住宅で避難生活を続ける70歳の男性は
「疲れがたまっていたので体も心もとても温まり、うれしいです。
ことしは震災前のにぎわいのある町に早く戻ることを願っています」と話していました。
また、「つるの湯」を経営する杉山きよさん(70)は
「お客さんのうれしそうな顔を見て、私もうれしくなりました。
少しでも癒やされて地域の憩いの場として使ってほしいです」と話していました。